2023/12/01

IRON MAIDEN 「Piece of Mind」

Piece_Of_Mind.jpg ★★★★★ JP盤

ブリティッシュHMバンドの4thアルバム。

この記事を書いている時点での自分のメイデンNo.1アルバムがこれだ。

せっかくの機会だから、自分のお気に入りの順にメイデンのスタジオアルバムを並べると、以下の通りとなる。

01. Piece of Mind /4th
02. The Number of the Beast /3rd
03. Iron Maiden /1st
04. Powerslave /5th
05. A Matter of Life and Death /14th
06. Dance of Death /13th
07. Brave New World /12th
08. Killers /2nd
09. Seventh Son of a Seventh Son /7th
10. No Prayer for the Dying /8th
11. Somewhere in Time /6th
12. The Final Frontier /15th
13. The Book of Souls /16th
14. Fear of the Dark /9th
15. Senjutsu /17th
16. The X Factor /10th
17. Virtual Ⅺ /11th

まあ、甲乙つけがたく、この順番は自分の中ではコロコロ変わってます。そんな中でも今作は不動の一位です。

ライナーノーツにはこんなことが書いてあります。


『曲作りでは依然としてリズムの起伏が激しく、ホラー小説のストーリーをサウンド化したような、息を飲むスリリングな展開が軸になっている。前作「The Number of the Beast」と比較してみると、全体的に曲の統制がとれていることがわかる。バランスがよく、アルバムとしての流れもスムーズで何となく格調が高くなった印象を受ける。』


エンジンフル回転に例えたようなドラミングから高らかに①Where eagles dareがけたたましくスタート、バンドアンサンブルの凄まじさは表現しようがないほどに緊張感漲るアグレッシヴさに溢れている。③Flight of icarus、勇壮という名に相応しい曲だ、コーラスの美しくも荘厳な風を感じて欲しい。1stアルバム以来、デイヴ・マーレイ(G)がクレジットされる曲はシングルB面曲としてアルバムに収録されることはなかったが、久しぶりにデイヴ作の⑥Still lifeが入りましたね、曲中盤でのギターソロはけっこうスリリングでっせ。⑦Quest for fireでのブルース・ディッキンソン(Vo)が繰り出す変幻自在の歌唱法は見物です。最後は典型的なスティーヴ・ハリス(B)作のプログレ要素満載の⑨To tame a landで締めくくられます。


① Where Eagles Dare
② Revelations
③ Flight of Icarus
④ Die with Your Boots On
⑤ The Trooper
⑥ Still Life
⑦ Quest for Fire
⑧ Sun and Steel
⑨ To Tame a Land



で、今作はこの時代にあっては、すんごく高音質の録音状態だったんでリマスターは無視してましたが、Spotifyで2015年リマスター盤を視聴してみると、臨場感が増してすんごいアルバムに化けてますな。旧マスターでもぜんぜんいいんですが、ちょいと聴いてみた方がいいかもです。







ほんでもって、来年2024年の来日公演チケットが来週から一般発売されるようです。前回のツアーはコロナ禍にあってキャンセルされてしまったので、あと何回あるかわからないメイデンのライブを観とくためにもマストバイなんでしょうが、18,000円もするんだってね。すっかりライブから遠ざかってしまったご時世にあって、こんなに高騰してるなんて恐ろしや。CDの邦盤って今いくらすんのかね?これも買わなくなって久しいからさっぱりわかりまへん。

よく告知を見ると、アリーナ前方はスタンディング席になってて、30,000円!!うへぇー、年功序列社会の老害サラリーマンなら手を出せる範疇ですが、それにしてもこれに手を出すほどのセットリストになってないもんなぁ。“Alexander the great”をナマで聴いてみたかったが、YouTubeで観る限り、あまりライブ映えする曲ではなかったもんなぁ。どうすっかな?