2019/05/12

WHITESNAKE 「Good to Be Bad」

220pxGood_to_be_bad.jpg ★★ JP盤

英国産HRバンドの12thアルバム。

バンドメンバーは、このバンドに入る前までDIOにいたダグ・アルドリッチ(G) と元というかWINGERと掛け持ちになるであろうレブ・ビーチ(G)、集金ツアーから参加している無名のユーライア・ダッフィ(B)、B'zのギタリストやスティーヴ・ヴァイなど凄腕ギタリストとしのぎを削っていたクリス・フレイザー(Drs)ドン・ヘンリーブライアン・アダムスなどと仕事をしていたセッションミュージシャンのチモシー・ドゥルーリー(Key) という超豪華メンバー。作曲はすべてダグカヴァデイルの共作。

デイヴィッド・カヴァデイル(Vo) も長いアーチスト生活で80年代後半以上の黄金期を望めないだろうと勝手に思っていたが、今作で不死鳥のように蘇った。バンド活動30周年を祝う趣旨として大プッシュされた作品ということもあるが、誇大宣伝で終わらない渾身の力作となったと思います。

過去の名曲を引っ提げて全国廻れば、それだけで喰っていけるんだろうから、新作を作る必要もなかろうに。それでも、大英帝国の誇りみたいなのがあるのだろうか?そうは問屋は降ろさないのである。

過去に起きたジョン・サイクスとのコラボで人々を魅了したように、誰もが息をのむような名曲を望むべくもないが、ダグとのコラボで何を得たのだろうか?カヴァデイル自身がよく言っていたのは、過去のわめきちらすようなゴージャスロックはもうやらないということが今後のバンドポリシーとしてあるそうだ。

聴いてみた第一印象というものは、適度にゴージャスでブルージーなアダルトオリエンテッドだなぁ、ということです。表現が適切でないかもしれないが、年輪のいっぱい入ったBON JOVIっぽいというところなんだが、わかります?

①Best years、のっけからすんげえカッコいいギターリズムとともに、カヴァデイルのニクイ歌声が聴こえてきちゃってゾクゾクするじゃんよーーーー!あんたこそHRアイコンだよ。②Can you hear the wind blowsは往年のWHITESNAKEそのものなんだけど、ダグのギターソロは活き活きしてますね、ホントっ、自由にやらせてもらえてるって感じ。③Call on meもギターが引っ張って、ヴォーカルを吊り上げてる感じでカッコいいのナンのって。きました、バラード④All I want all I need、コーラスでみんなが唄えるタイプのポジティヴ・バラードだよ。タイトルトラックの⑤Good to be bad、たぶん、ダグの一押しなのかも、下にリンクしたYouTubeを観てみてよ、カヴァデイルから離れたダグが性懲りもせず、グレン・ヒューズに唄わせちゃってるんだから、恐れ入ります。⑥All for loveはこれぞポップメタルって曲だな、ライブで盛り上がりそう。⑦Summer rainは、US歌謡ムードソング、もう、こういうの飽きた?まあ、まあ、どこぞの国では未だにラジオ映えしなきゃならん事情があるのかもよ、知らんけど。⑧Lay down your loveでは、冒頭からアカペラコーラスで入って、ギターが掻き鳴らされてカヴァ様の声を張り上げての歌入り、これキラキラしてた頃のWHITESNAKEオマージュだぜ、まあ、本人だからして納得のいく所業だけど、ダグもWHITESNAKEってものをとことん知り尽くしてるよね。⑩Got what you needは、AC/DC曲をゴージャスに彩って、カヴァデイルが唄ってるって感じ。⑪Til the end of timeは、埃っぽさが似合うウエスタン風ソングだな。⑫All for loveと⑬Summer rainは邦盤ボーナスで、本編との別ヴァージョン。

どうよ、ライブに行きたくなっちゃうでしょ。その場で唄えないカヴァ様と出会っても、ズッコケないでね。