2014/06/24

AC/DC 「Live」

220px-ACDCLive_ACDCalbum.jpg ★★ JP盤

'91モンスターズ・オブ・ロック・フェスでトリを務めた時の模様も含む90-91にかけて行われたワールドツアーを収めたライブ盤。

来日なんてしてくれなかった大物バンドのライブを体感する唯一のアイテムがこのライブ盤だった。

聴けば、絶対ライブに足を運びたくなるような凄みのあるライブを聴くことができる必聴アイテム。音もいい、各楽器のバランス、分離も最高、文句なし。評価は5スターの名盤にしても良いのだが、いまいち臨場感に欠けるんですよね。

AC/DCのライブは客と一緒に盛り上がることを身上としてるはず。なのに、客の掛け声や大合唱がうまく録音されてないんです。曲の終わりになってようやく客の歓声が聞こえてくるだけ。そんなの邪魔じゃんって思う人はバンドの演奏だけを楽しめていいんでしょうが、おっさんはライブ盤にはライブの臨場感を求めます。

さらに、ツアー中の色んな場所からつぎはぎしたものだから曲終わりにフェードアウトしていくところが多数あるんですよね。これがまた臨場感を削いでいる原因でしょう。

そうは言っても、ライブバンドAC/DCここにありって感じでAC/DCのなんたるかがつまった高品質のライブ盤です。

D1-① Thunderstruck
D1-② Shoot to Thrill
D1-③ Back in Black
D1-④ Sin City
D1-⑤ Who Made Who
D1-⑥ Heatseeker
D1-⑦ Fire Your Guns
D1-⑧ Jailbreak
D1-⑨ The Jack
D1-⑩ The Razors Edge
D1-⑪ Dirty Deeds Done Dirt Cheap
D1-⑫ Moneytalks

D2-① Hells Bells
D2-② Are You Ready
D2-③ That's the Way I Wanna Rock 'n' Roll
D2-④ High Voltage
D2-⑤ You Shook Me All Night Long
D2-⑥ Whole Lotta Rosie
D2-⑦ Let There Be Rock
D2-⑧ Bonny
D2-⑨ Highway to Hell
D2-⑩ T.N.T.
D2-⑪ For Those About to Rock (We Salute You)


このライブ盤でしかAC/DC体験ができなかったが、ようやく日本にやって来た。「Stiff Upper Lip」を引っ提げての来日だが、おっさんは最新作を聴くことなく、この歴史的大事件を実体験するべく2001/02/20横浜アリーナに馳せ参じた。19年ぶりの来日とあって、すげぇー盛り上がってた。AC/DCお決まりの“Bad boy boogie”でのケツダシ、D1-⑨The jackでの髪金ネェチャンによるオッパイポロリ、D2-⑪For those about to rockでの大砲ぶっ放し、いやぁー凄かった。もう来ないんでしょうね。

このライブ盤でライブの凄さと面白さをご想像あれ。