2014/09/30

ALICE COOPER 「Welcome 2 My Nightmare」

220px-AliceCooperWelcome2MyNightmare.jpg ★★ EU盤

アメリカン・ショックロックの帝王の26thアルバム。

はっきり言おう。
おっさんにとってアリスはコミックバンドであり、良質な音楽をステージでプレイしながらアリスを演じるコメディアンなのである。
08/03/25新木場スタジオコーストでの来日公演は感動したし、思いっきり笑かせていただいた。アリスは真のエンタテイナーだ。

肝心のこのアルバムだが、結論から言えば、ごった煮的アルバム。
聴いててやっぱり笑っちゃうことの多い、アリスのセンス全開のアルバムだと思います。
アリスは時代に合わせた楽曲をその時の旬なプロデューサーとソングライターを起用して自分色に染めることが上手い人なのである。
プレイするメンバーは上手ければ誰でもいい。
そのアルバムを引っ提げて、過去の名曲と織り交ぜたステージであとは面白おかしくアリスを演じればそれでいいのである。
本人はたぶんいたって真面目に自分の分身アリスを演じてると思います。

アリスの傑作とされる「Welcom to My Nightmare」の続編なんだろうから、随所に傑作の断片を織り交ぜる。①I am made of you、いきなりあの傑作のメロディがピアノで奏でられ、ハッとし、アリス特有のダミ声とは違ったソフトな歌い方でアルバムの開幕を告げる、共作者は「Trash」でおなじみのデズモンド・チャイルドだ。②CaffeineではBUCKCHERRYキース・ネルソンが共作者となっているが、BUCKCHERRYの毒々しさがありつつも歌メロはアリスがファニーに唄ってて面白い。③The nightmare returnsはあの傑作の主人公スティーヴンが歌ってるみたいで、断片の小曲。④A runaway trainでは、70年代初期のアリスバンドで一緒だったベーシスト、デニス・ダナウェイとの共作で、ギターオリエンテッドなロックンロール、プレイでは、デニスと同様にマイケル・ブルース(G)ニール・スミス(Drs)も引っ張り出されている。⑤Last on my earthはついつい笑っちゃう曲でマーチングバンドですか、これは?⑥The congregationは唯一最近のアリスっぽい曲で、掛け声の多いライブで映えそうな曲だ。⑦I'll bite your face offニール・スミスとの共作で、なんかJoe Perryのソロっぽいロックンロールでジョー・ペリーに歌わせたらきっとハマるよ。⑧Disco bloodbath boogie fever、もうここまできたら大爆笑間違いなし、ディスコ曲だぜ、この曲じゃ踊れないでしょ、ライブでやんないでよね、この曲は何かの皮肉なのかな。⑨Ghouls gone wild、今度はなんだ?ボーイズバンドか?⑩Somthing to remember me byでは、傑作でアリスバンドにいたギタリスト、ディック・ワグナーとの共作でソフトバラード。⑪When hell comes homeは重いグルーヴが際立つ曲で、マイケル・ブルースとの共作。⑫What baby wantsはあのKesha(って言ってもおっさんは知らない)とのデュエットソングでテクノポップっていうのかな、それっぽい、こうやって渡り合えるところがアリスの真骨頂ではないか、好き嫌いは別として。⑬I gotta get out hereはカントリー調で、ドライなアメリカ大陸を思い浮かべる。⑭The underture、あ、そうだ、続編だったんだって思い出させてくれる曲で、過去の断片と今回の断片を織り交ぜて走馬灯のように振り返る。

ごった煮すぎて、焦点がはっきりしないので評価は低いが、けっこう気に入ってたりします。
2014/09/29

やっぱり中毒

おっさんはメタル中毒であって、コーヒー中毒でもある。

危険ドラッグはやらない。

通勤途中によせばいいのに必ずと言っていいほど一服も兼ねてコーヒーを飲んでしまう。
寒くなったので、最近はホットコーヒーを飲んでいる。

最近のコンビニは便利になったもんだ。

手軽にコーヒーマシーンで煎れたてもどきのコーヒーが飲める。

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ファミマのマシーンが気に入っている。

おすすめは、スタンプカードだ。

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コーヒー1杯でスタンプ1個。10個たまったら、コーヒー1杯プレゼント。
中毒患者なんだから、これまたすぐにたまるんだな。
もう何杯タダで飲んだだろうか?

DREAM THEATER「Train of Thought」を聴きながら頭がぐるぐるまわってきた。

これこそ危険ミュージックだな。
2014/09/28

OPETH 「Still Life」

220px-Opeth_stilllife.jpg ★★ UK盤

スウェーデン産プログレッシヴ・デスメタルとでも言うのかな?OPETHの4thアルバム。

最初に言っておこう。
おっさんの嗜好にはOPETHは合ってないみたいです。

凄いバンドなんだけど、なんか聴いた後に残るものがないというか、なんだろね?
もし、レビューを参考にしていただけるなら、おっさんよりもOPETHを愛してやまない方のを参考になさってください。

なんて無責任なブログなんだ。ごめんなさい。
おっさんは、ただのミーハーであって、他人の評価に左右されやすい。というか、周りの評価がいいと、自分も聴いてみたくなる性質だ。

OPETHの最高傑作は「Blackwater Park」とされるが、このアルバムを次点とする風潮があるようだ。
なので、コレクションしてみた。ただそれだけです。

聴いてみた感想として前作「My Arms, Your Hearse」から比べると、かなりメロディアスさが増した印象は受けます。

フェードインで妖しいメロディが奏でられ、耳を澄ましているとアコースティックギターの綺麗なメロディへと曲が展開、この後どうなっていくのかとさらに耳を澄ませば、エレキのパワーコード一発でザクザクのギターリフが切り込んでくる、そのままデスヴォイスの咆哮とともに歌メロへ突入、ノッケからコッテコテのデスメタルな①The moor、デスヴォイス一辺倒ではなく、普通に唄ってる部分もある、要所要所で聴かれるアコースティックの音色が曲を飽きさせないアクセントになっている。②Godhead's lamentは初っ端からバンドアンサンブルが混沌を表現して音の大洪水のようだ、曲が進むにつれて静かになってくるとアコギの響きが心地よく聴かれる。暗くウェットな響きのアコギでメロディが爪弾かれる③Benighted、歌メロはクリーンヴォイスだが、これまた暗くて寒い、吐く息が白くなっちゃうんじゃないかってくらい冷たい感じ、曲のテンポはゆったりめで淡々と進みます、デスヴォイスは一切ありません。④Moonlapse Vertigoでは、アコギに乗るクリーンヴォイスと邪悪なエレキに乗るデスヴォイスが交互に歌メロをとります。⑤Face of Melindaの前半は③の作風に似てるかな?後半はエレキが前半の世界観をぶち壊すが、クリーンヴォイスで唄ってます。⑥Serenity painted deathは基本デスヴォイスで、リフ展開が目まぐるしいな、クリーンヴォイスはアクセントづけ程度かな、ここでもアコギのスパイスが欠かせないみたい。最後、⑦White clusterも構成は似たようなもんで、特筆すべき特徴はないかな。

おっさんこのバンドに嵌ることはないけど、「Pale Communion」をリアルタイムで聴いて、バンドの歴史を辿りたくなってしまいました。

ついこの間までOPETHはリストラ候補だったんですが、もうちょっと聴きこもうと思います。
2014/09/26

AYREON 「The Final Experiment」

220px-Ayreon_The_Final_Experiment.jpg ★★★ JP盤

オランダ人ギタリスト、アルイエン・A・ルカッセンが率いるロックオペラ・プロジェクトの1stアルバム。

VENGEANCEというバンドで活躍していたらしいが、そのバンドのことはまったくわかりません。

この頃、やたらロックオペラ・プロジェクト企画が色んな国で流行っていた。
おっさんはロックオペラは嫌いじゃない、むしろ好きだ。
評価の高いロックオペラが出るたびに手を出して、飽きるとリストラしての繰り返しで最後に生き残ったのがこのAYREON。
いや、AYREONも実はキーボード主体の音楽性に嫌気がさしてリストラした。このアルバムに続く2nd、3rdも手を出したが、リストラした。でも、最近ものすごく聴き返したくなって1stだけ買い直した。おっさんはただのアホである。

おっさんはAYREONに出会う前まで、デスヴォイスを聴いたことがなく、当然デス/ブラック/ゴシックメタルの類は聴いたことがなかった。
何かのレビューでデスヴォイスを使ったロックオペラなる記事を見て、デスヴォイスの初体験はこのアルバムだと思い、即買った。

①Prologue、コンセプトの序曲なんでしょう、コンピューターチックな背景に長いナレーションが乗り、オーケストレーションは壮大、間を開けずに静か目な場面展開を多数入れて②The awarenessの歌メロが始まる、メロディを紡ぐのはキーボード、女性ヴォーカルも入ってきて、ブリッジで聴かれるベースのリズムが重くてメタル色を装飾、ハイトーンのムーディーなギターソロも聴かれる。短い合唱コーラスの煽りから重いリフの曲③Eyes of timeが不気味にスタート、この曲前半の主体はギターだ。何かの幕開けを告げるような厳かなオーケストレーションから始まる④The banishment、ゆっくりとしたテンポで女性ヴォーカルの問いかけに答えるような形で歌メロが流れる、ブリッジでテンポが速くなって曲調が変わると各楽器のソロタイムのような場面が登場、曲に戻るとデスヴォイスの登場だ、重い重いリズムに乗って遅いテンポでデスヴォイスが聴かれる。それが終わってすぐに⑤Ye courtyard minstrel boyでソプラノ声による歌メロで静寂を取り戻す。⑥Sail away to Avalonでは、このアルバムのテーマメロディになってるのか、随所で聴かれる同じメロディが勢いよく始まる、曲中で尺八のようなフルート(?)が味付けをしていて興味深い。小鳥のさえずりが朗らかな⑦Nature's dance、新しい朝でも来ましたか?歌メロは機械で調整しててどこかロボット的。⑧Computer-reignはタイトル通り、背景にあるのはコンピューター音チックな演出に終始。⑨Waracleでは、アルト的ヴォイスのしゃがれたヴォーカリストが新たに登場、聴く者を飽きさせませんね。⑫Merlin's willからはこのアルバムのクライマックスへと突き進む、重いリフがずっしりと聴く者に圧迫感を与える。⑬The charm of the seerはどこかゴシック調というか、ゴージャスな曲だ。綺麗なピアノにシンセのメロディが乗るインスト曲⑭Swan songを挟んで、⑮Areyen's fateで最終章を迎える、複数のヴォーカルで歌メロをつなぐが、思ってる以上に劇的さはなく、前半を思い出すように各曲の小片が流れ、短いナレーションで幕を閉じる。

AYREONプロジェクトは、単発ではなくこの後も続き、「The Human Equation」「01011001」など評価の高いアルバムがあるが、おっさんどうもそっちもチェックしようという気になれないんですよね。
2014/09/24

ROYAL HUNT 「Show Me How to Live」

220px-RoyalHuntNewAlbum.jpg ★★ ITA盤

デンマーク産メロディックパワーメタルバンドの11thアルバム。

DC・クーパー(Vo)出戻り第一弾アルバム。

キーボディストがコンポーザーとなっているクラシカルフレーヴァーたっぷりの劇的メタルです。

ROYAL HUNTはおっさんの手元にあまり枚数がないだけに詳しいことはわかりません。
けど、ROYAL HUNTを聴くたびにいつも思うんですが、サウンドプロダクションが凄くいいですよね。

アンドレ・アンダーセン(Key)はきっと、プロデューサーに転身しても良質なアルバムをつくっていくんじゃないでしょうか。でも、バンドと喧嘩しちゃってアルバムを完成させられないかもね...。
キーボードばっかりが目立つのかと思いきやそうでもなく、ギターもベースもちゃんと見せ場をつくるし、何せバンドの音像がはっきりしてて、スピーカーを通してもイヤホンで聴いてるような音の分離なんですよね。

十字軍がジャケットになってるんで、中世の戦場でしょう、きっと、騎馬と剣が交錯するSEが流れ、大仰なイントロが始まり自然とアドレナリンが噴き出すのがわかるでしょう、①One more dayのスタート、女声コーラスが入りキーボードがイントロのメロディを奏でる、甘く野太いDC・クーパーの歌メロに突入、安心の再スタートだとホッとする、この曲でのソロはキーボードです。電話のベルが鳴り、女性がそれに答えると②Another man downがスタート、DCと女性ボーカリストが交互に歌メロを最初だけ唄う、コーラスが80年代ポップスの香りがするのはおっさんだけでしょうか?それがまた美しい響きを持ってます。③An empty shellでは、キーボードとギターのソロの掛け合いがほんのちょっと聴かれます。④Hard rain's comingは合唱コーラスが心に響きます。小気味良いベースのリズムでスタートする⑤Half past lonelinessもコーラスが目立つなぁ。マッチを擦る音かな?火をたくSEからピアノの音色が流れ、オーケストレーションをバックに歌メロがスタートする⑥Show me how to live、大作指向の曲、すべてを総動員したクライマックスとなる曲です。⑦Angel's goneのイントロでは、ギターが目立ってカッコいいです。

アンドレは本当にいい曲をつくるコンポーザーだなぁとよくわかるアルバムだと思います。
良曲のツボっていうのを心得てる人なんでしょうね。
メタル界よりも、もっとメジャーな世界に行った方が有名になるんじゃない?なんて...。
いいアルバムなんで、評価は3つ★でもいいんですけど、曲数が少なくてイケないんだよねぇ~。
もっと、も~っと欲し~いのぉ、アンドレ~~~~。