個別記事の管理2014-11-10 (Mon)
220px-Accept-stalingrad-2012.jpg ★★★★ US盤

ドイツ産鋼鉄HMバンドの13thアルバム。

新ヴォーカリストを加入させた前作「Blood of the Nations」でメタルシーンのトップに返り咲いた後の2作目。
前作の路線を踏襲しつつ、さらに勇壮さを増し、鋼鉄さを損なうことなく曲にドラマ性の味付けを施し、全曲拳を振り上げたくなるようなアルバムを仕上げてくれた。

ギターオーケストレーションとでも言おうか、大仰なギターメロディから始まる①Hung drawn and quartered、ACCEPT印の勇壮なコーラスを挟みつつ、ウルフ・ホフマン(G)が奏でる秀逸なメロディにうっとりし、期待を裏切ることのない曲作りに大満足。鋼鉄度合抜群の②Stalingradでは男気勇壮コーラスで大合唱間違いなし。爆撃警報のようなサイレンから導かれる③Helfire、HMのカッコよさをこれでもかと詰め込んだ充実曲。④Flash to bang timeでは疾走系のリズムが基本で、自由奔放に荒れ狂うウルフのリードギターとマーク・トーニロ(Vo)の見せ場たっぷりのガッツ曲。一転、ムーディーなギターメロディに誘われて始まる⑤Shadow soldiers、2014年ツアーでもショウ中盤の大事な曲として選曲されている。勇壮なコーラスと鋼鉄リズムがフェードインしてくる⑥Revolution、アルバムの先頭を飾ってもおかしくない曲だ。⑧Twist of fateはしっとり系の曲。最後の⑪The galleyBLACK SABBATHを思わせる重いフレーズで重金属メタルの始まりを告げ、続くリフもドゥーミーで転がるベースラインも重苦しい、地響きの起こるコーラスを聴いただけで鳥肌ものだ、もっともライブでプレイしてほしい曲だな。

おっさんがACCEPTを再評価したのは実はこのアルバムからである。ピュアな鋼鉄HMに衝撃を受けた。
そして、当然のように12/11/25、品川ステラボールの来日公演に足を運んだ。
凄かったのは音の良さである。
会場の音響が優れてるのか、バンドの音作りが優れてるのか、きっとどっちも良かったに違いない。
ややヴォーカルの抜けが悪かったように感じたが、バンドアンサンブルは完璧に近いくらいで感動したのを覚えている。
ピーター・バルテス(B)のカッコよさには一発でノックアウトされた。このときの彼はスティーヴ・ハリスよりもぜんぜんカッコよかったのである。

さあ、明日は「Blind Rage」来日ツアーの最終日だ。胸が高鳴ってしょうがない。

ACCEPTがデビューしたのは1979年のことである。ジャーマンメタルムーヴメントが起こるより前の話であり、同郷の先輩バンドSCORPIONSとも音楽性は違う。
NWOBHMムーヴメントに刺激されて切磋琢磨してきたことは間違いないだろう。
ウド・ダークシュナイダーと別れを告げて、アメリカ人ヴォーカリストを新たなフロントマンとして躍進を続けていくであろうバンドの行く末に目が離せないのである。
古臭くて敬遠している若者がいたとしたら、ぜひ自分の目でライブを体験してほしい。
今からでも間に合う。明日は授業が終わり次第、六本木に走れ。
Theme : HR/HM * Genre : 音楽 * Category : レビュー全記事
* Comment : (0) * Trackback : (0) |