2015/03/07

JEFF BECK 「Wired」

220px-JeffBeckWired.jpg  JP盤

ソロアルバム第2弾、BB&Aを除けば通算6thアルバム。

ここからキーボードにヤン・ハマー(Key)が加わることになる。

メタル野郎がジェフ・ベック(G)を知るにはこのアルバムがよく紹介されるが、おっさんはこのアルバムがどうも苦手だ。たぶん、シンセサイザーが大活躍してるからなんだと思います。

でも、世間一般で言われるように、ジェフのギターは前作「Blow by Blow」よりギンギンに鳴っているように聴こえます。

まあ、メンバーが多少違えど、前作の延長線上にあることは確かで、ヤン・ハマー色が色濃く出てるということでしょう。

ドラムロールに導かれてシンセとギターがリフをシンクロして始まる①Led boots、シンセがあつかましいけど、作曲したのはマックス・ミドルトン(Key)なんだな、ジェフのギターは攻撃的です、こういうYMOのような音がおっさん苦手なんだよなぁ。②Come dancingではファンキーなリズムにディスコ全盛時代に聴かれたシンセ音が鳴り響きます、ジェフが奏でるギター音も野太いファンキー色。③Goodbye pork pie hut はジャズバンドのカヴァーで、これまた艶やかに唄っちゃうジェフのギタープレイが鳥肌もの。④Head for backstage pass はファンキーベースが主役で、ジェフも負けじとファンキーに掻き鳴らしてるけど、この人やっぱロック畑の人ですねってわかっちゃうかな。⑤Blue wind には耳に残るフレーズがたくさんあります、実はヤン・ハマーが作曲したのはこの曲だけなんだよね、なのでこのアルバムが、ヤン・ハマー色が強いという形容詞は当て嵌まらないのかもしれないな。⑥Sophie はフュージョンフュージョンしてる長い曲で、あんまり印象に残んないな。⑦Play with meでのギター音はこれまた特色のある音で、まるでカナリアが唄ってるかのように聴こえる。