個別記事の管理2015-03-25 (Wed)
Page__Plant_-_No_Quarter.jpg  JP盤

LED ZEPPELINは偉大なドラマーであるジョン・ボーナムの死を持って、バンド活動に終止符を打った。
怪物バンドであったがゆえに、ボーナムJr.をドラマーに据えて再結成されることを願うファンは多かった。
それでも彼らは安易な再結成は絶対しなかった。そのことが、ゼップをさらに神格化されることとなった。

録音技術の向上に伴って、そんなに音が悪いという感じはしなかったが、ゼップの全カタログがリマスター再発されることになったのが1994年のことである。
そこへ、なんと再結成の話が全世界を駆け巡った。

完全後追いのおっさんも、全カタログを揃えてゼップの再結成を待ちわびた。
ふたを開けてみると、そこに、ジョン・P・ジョーンズジェイソン・ボーナムも存在しない。
バンドはロバート・プラント(Vo)ジミー・ペイジ(G)に加え、ROBERT PLANT BANDのチャーリー・ジョーンズ(B)とLITTLE ANGELS、THE CULTに在籍していたことのある、同じくROBERT PLANT BANDのツアーメンバーでもあるマイケル・リー(Drs)であった。

再結成ではなく、ゼップの曲を焼き直したアルバムを発表することになり、これがその第一弾アルバムということになる。
そもそも、MTVの番組企画だったらしく、何曲かは小さな会場でオーディエンスがいる中でのライブ録りです。

静寂の中からドラムが静かにゆっくりとリズムを刻むとアコースティックギターで①Nobody's fault but mine のリフが聴こえてくる、単なるアコースティック・ヴァージョンではなく、民俗音楽的な聴きなれない楽器の音色がいくつも聴かれる、原曲の面影は残るが目を閉じて耳を澄ます音楽に変身している。②Thank you⑪That's the way は原曲通り。③No quarter はどこかオリエンタル調に仕上がっている。尺八のような笛が冒頭に吹かれるアジアンちっくな曲は④Friends、パーカッションもパカパカと打ち鳴らされ、その背景にはオーケストラもいるというごった煮状態の新解釈。何語かわからんアナウンスで、おそらくバンド紹介されると民俗音楽的リズムが打ち鳴らされ、新曲の⑤Yallahaが始まる、ゼップとはほど遠い曲調だが、あってもおかしくないと思うのはおっさんだけか?⑥City don't cryも新曲で、これまたアラビア調っていうのかな、村の祭りの民謡みたいなのがちゃんとコーラスになってて面白い。⑦Since I've been loving you はオーケストラとの共演がウリ。⑧The battle of evermoreでは、アコーディオンのような音色が聴こえ、エスニック調だ。新曲⑨Wonderful oneでは、よく響く打楽器が特徴的。新曲⑩Wah Wah は⑥に似た曲で、完全に村の祭りの中にいるような雰囲気だ。⑫Gallow's poleでは、ハーディガーディという見たことも聞いたこともない楽器が曲に新しい息吹を与えていてワクワクする。⑬Four sticksでは、パーカッションが渇いたリズムを打ち鳴らしていて、ドラムと打ち消しあうことなくリズミカルにボトムを支え、壮大なストリングスが興奮を煽る、こんな大仰でドラマチックな曲だったっけってなるよ。妖しい雰囲気を醸し出すイントロに生まれ変わった⑭Kashmirでもパーカッションとオーケストラが前面に出てきます。

ロバートジミーの単なる趣味に付き合わされるわけだが、歴史的価値は高いと思われます。
ファンでなければ、知らなくてもいい歴史でもあるわけですが...。
Theme : HR/HM * Genre : 音楽 * Category : レビュー全記事
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