個別記事の管理2015-04-23 (Thu)
220px-Welcome_To_My_Nightmare.jpg ★★★ US盤

シアトリカル・ロックの帝王の8thアルバム。

前作「Muscle of Love」は見事にコケたとされていて、おっさんも持ってない。
前々作「Billion Dollar Babies」まで快進撃を続けていただけにこれじゃいけないと思ったんでしょう、バンドメンバーも一新した。
前作は何がいけなかったんだろうか?
プロデューサーにジャック・ダグラスを起用していたが、今作ではボブ・エズリンに戻している。
この後、ジャックAEROSMITHとのコンビで一世を風靡するんだから世の中わからんことだらけだ。

このアルバムからALICE COOPERはバンドではなく、アリス・クーパー(Vo)のソロとして、その時の旬なミュージシャンを起用することになっていく。
今作から11th「From the Inside」まで(14th「Zipper Catches Skin」と15th「Dada」で復活)の作曲面で貢献するのはディック・ワグナー(G)であって、その他のバンドマンは誰でもいいのである。
今作より10th「Lace and Whiskey」まで長くバンドに在籍することになるスティーヴ・ハンター(G)なんて、1曲も曲作りに参加していない。
80年代にKING CRIMSONのメンバーとなるトニー・レヴィン(B)がバンドメンバーになったんだから、この人を作曲面で起用すればよかったのに、って思うんだけどなぁ。この時はトニーの才能を見抜けなかった、とか?

一応、コンセプトアルバム。序章にふさわしい曲、①Welcome to my nightmareで幕を開ける、最近、映画「羊たちの沈黙」に登場するレクター博士のスピンオフ・ドラマ「ハンニバル」を観てるもんだから、妙にマッチするんだな、これが。②Devil's food が終わると、恐さを演出する長い長いナレーション(映画俳優ヴィンセント・プライスが担当)が始まり、高揚感がピークになったと同時に③The black widowがスタート、この流れは完璧だ。④Some folks は短い曲なのに場面展開に変化があり、まるでミュージカルのようだ。⑤Only women bleed は名バラード。⑥Department of youthでは、少年少女合唱団のような子供たちのコーラスが聴かれるが、これって機械音だろうか?⑦Cold ethyl は明るめのアメリカンHR。⑧Years ago からはまた不気味さが漂う曲が連なる。⑧で母親役が“Steven, Come home.”と叫ぶと、アリスがスティーヴン役になりきって⑨Steven が始まり、“I don't want to see you go.”としゃべっている。一体、スティーヴン少年に何があったんだ?⑩The awakening、少年は気づくと地下室で目覚めている。そして、最後はすべてが吹っ切れたかのような明るい曲⑪Escape で終わる。あまり物語を追求することなくアッケらかんとしているのはアメリカっぽいよな。
Theme : HR/HM * Genre : 音楽 * Category : レビュー全記事
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個別記事の管理2015-04-22 (Wed)
220px-Ackiller.jpg ★★★ 11リマスターSHM-CD/JP盤

シアトリカル・ロックの帝王の4thアルバム。

前作「Love it to Death」発表後の約8か月後、続けざまにこの新作を発表するという離れ業をやってくれた。
と言っても、この時代、1年に2枚のアルバムを出すことなんて普通にあったことなんだな。

前作はややチープ感はあったもののシアトリカル・ロックを標榜するようなストーリーソングもあり、アリス・クーパー(Vo)が進むべく道を端的に表現されていた。
今作においてもそれは変わることなく、音作りがややビッグプロダクションになっていて、陳腐なHRで終わっていないところがこの人の魅力でもある。

GUNS N' ROSESもカヴァーしていたことで知られる単純明快なHRソング①Under my wheelsで幕を開ける、ブラスセクションも入っていることから、前作発表後に製作予算が増加したんだろうと想像できる出来だ。②Be my loverなんか聴くと、アリスって歌下手だなぁ、なんて思うんだけど、このダミ声がまた味があるっていうかねぇ。どことなくスペインとか南米チックな③Halo of fliesなんか、HR百面相とでも言うべきアリスの様々なジャンルに染まっちゃういいところが凄く出てていいんだよね、アリスによると、この曲でKING CRIMSONみたいなこともできるんだぜって証明したかったらしいが、8分もある長い曲だけど、そんなにプログレ色はないけどなぁ、最近のライブでは、この曲でドラムソロをやるんだけど、それ無茶苦茶カッコいんだぜ。④Desperadoは、このアルバム発表年に亡くなったジム・モリソンに捧げたものらしい。⑥Yeah, yeah, yeahでは、アリスが吹くハーモニカが聴けます。⑦Dead babiesはアメリカンパワーバンドのICED EARTHが「Tribute to the Gods」でカヴァーしてるそうですが、最初のヴァースはオドロオドロしいホラー映画のような曲で、ライブ映像をぜひ観てほしい、ベビーカーから赤子を天に突き上げて、みんなで “Dead babies!! can't take care of themselves. Dead babies!! can't take things off the shelf”って叫ぶのよーん。そして、絞首刑台かギロチンを用意せよ!!さあ、⑧Killerの始まりだ。

私は決してトチ狂ったテロリスト集団とは何ら関係ありません。
Theme : HR/HM * Genre : 音楽 * Category : レビュー全記事
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個別記事の管理2015-04-21 (Tue)
IMGP024920150417.jpg

行ってきました、1997/09/24、渋谷公会堂。

COVERDALE・PAGEが終わった後、デイヴィッド・カヴァデイル(Vo)は、ほんのちょっと迷走していた。

1994年には「Greatest Hits」を出してツアーをしていた。
その時のメンバーは、元RATTのウォーレン・デ・マルティーニ(G)エイドリアン・ヴァンデンバーグ(G)ルディ・サーゾ(B)デニー・カーマッシ(Drs)ポール・ミルコヴィッチ(Key)だったはず。

そして、ソロ名義のつもりだったらしい「Restless Heart」を発表後、「The Last Hurrah Tour」と題したサーキットをして日本にもやってきた。
何とも意味ありげなタイトルなんで、行くしかないでしょ。

この時のメンバーは、スティーヴ・ファリス(G)エイドリアン(G)トニー・フランクリン(B)デニー(Drs)デレク・ヒルランド(Key)だったはず。

トニーのフレットレスベースを体験してみたかったのは確かだが、スティーヴって誰だよ?

①Walking in the shadow of the blues
②Give me all your love
③You're so fine
④Love ain't no stranger
⑤Too many tears
⑥Ready an' willing
⑦Lovehunter
⑧Slow an' easy
⑨Oi
⑩Is this love
⑪Restless heart
⑫Don't break my heart
⑬Fool for your loving
⑭Here I go again

⑮Ain't no love in the heart of the city
⑯Still of the night


解散ツアーと銘打ってる割にはこじんまりとしたライブであった。
渋谷公会堂は音がいいと期待していたが、この時はバンドの音がデカ過ぎてカヴァデイルの歌唱が聴き取りづらかったのを覚えている。
ただ、アカペラで唄うカヴァデイルはやっぱり上手いね。
で、スティーヴなんだけど、こいつがすべてをぶち壊していたんだな。ヘッタくそなんだよ。
その分、トニーのベースがやっぱり技巧派で聴きごたえがありました。

ご存じのとおり、解散しませんでした、チャンチャン。
Theme : HR/HM * Genre : 音楽 * Category : ライブレポ
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個別記事の管理2015-04-20 (Mon)
220px-Coverdale-Page.jpg ★★★ JP盤

デイヴィッド・カヴァデイル(Vo)ジミー・ペイジ(G)が組んだプロジェクトバンドの1stアルバム。

こりゃ正直ビックリこいた。
WHITESNAKEとLED ZEPPELINの合体であって、当時はWHITE ZEPPELINなんて言われて揶揄されたもんだが、普通にいいアルバムを世に送り出してくれた。

カヴァデイルは1989年に「Slip of the Tongue」を出した後、1988年にソロアルバム「Outrider」を出したジミーと1991年から接触を始めたらしい。
そこで意気投合してこのアルバムに漕ぎ着けたわけだが、バンドメンバーはHEARTに在籍していたデニー・カーマッシ(Drs)ジョージ・カサス(B)レスター・メンデス(Key)となっている。

ロバート・プラントがまったくゼップごとには無頓着であったため、カヴァデイルを疑似プラントとしてゼップもどきバンドに皆狂気したはずだが、コンサートツアーはなぜか日本だけであった。
おっさん行かなかったが、ブートは持っていた。カヴァデイルが唄うゼップ曲、ジミーがプレイするスネイク曲、面白かったけどな...、オフィシャル盤出ないかな?

元気のいいリフをシャラシャラとジミーがイントロで掻き鳴らしてシャガレた低音をふりしぼってカヴァデイルが語りかけてくるように歌メロを始める①Shake my tree、すげぇカッコいいじゃん、ヴァースの歌メロでは高音域で激しく歌唱、まさかプラントを意識してないよね?本人がやらないんだからいいじゃないか、物真似でも...。③Take me for a little while は、アルペジオでイントロを紡ぎだすギターがいかにもジミーが作りそうなソフトソング。④Pride and joyでは、これまたアコギとダルシマーでファンキーにイントロを奏でるところがジミーならではだよね、おっさんこの曲大好きです。⑥Feeling hot での全員で雄叫びあげるところなんて、絶対ライブ映えするよね。⑦Easy does it でもイントロはアコギだ、このアルバムでは結構アコギを多用してますね。⑧Take a look at yourself、最もカヴァデイルにもってこいの曲で、きっと歌いやすかっただろうな、歌詞は読んでないが、ハッピーなセレブレイトソングとでも言おうかな。⑨Don't leave me this wayでは、どっかで聴いたことあるようなギターソロが!?手癖なんて言っちゃイヤ~ン。⑪Whisper a prayer for the dyingなんて暗く沈んだ曲なんだけど、カヴァデイルの歌唱は見事だね。

どっちかって言うと、WHITESNAKEよりはLED ZEPPELINっぽいかな。
Theme : HR/HM * Genre : 音楽 * Category : レビュー全記事
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個別記事の管理2015-04-19 (Sun)
220px-Whitesnake_(album).jpg ★★★★★ JP盤

英国HRバンドの9thアルバム。

英国HRじゃないな、デイヴィッド・カヴァデイル(Vo)だってきっと既にアメリカへ移住してるはずだし、音はモロにアメリカンMTVメタルです。

前作「Slide It In」でジョン・サイクス(G)をバンドに引き入れることに成功し、サイクスが作曲面で大きく貢献したアルバムである。

ギターのミッキー・ムーディが去り、ドラムはコージー・パウエルからエインズレイ・ダンバー(Drs)に変更している。キーボードはドン・エイリー(Key)ビル・キュオモとなっている。

セルフカヴァーの①Cry in the rain④Here I go again以外は、カヴァデイルサイクスの共作らしいが、作曲に関してはほとんどサイクスが担ってるんじゃなかろうか?
サイクスが華開く瞬間がこのアルバムに焼印されています。

ごめんなさい、おっさん「Saints and Sinners」を持ってないので、①と④はこのアルバムヴァージョンしか知らず、比較できません。①の出だしは強烈ですね、これ聴いただけで名盤を手にした時のドキドキ感が伝わってくるはずです。②Bad boysは、TYGERS OF PAN TANG出身のサイクスだからこそのギターリフで突っ走るドライヴィング曲。③Still of the night のドラマチックなイントロに平伏したまえ。④のバラ色感を聴けば、オリジナルがどうだったかなんて気にならないはずです、ちなみにここでのギターソロはエイドリアン・ヴァンデンバーグ(G)だそうです。⑥Is this love は典型的なMTVメタル・バラード、サイクスの音作りは実にまろやかで柔らかい音を出すなぁ。⑧Straight for the heartでのキーボードの音作りなんてまさにMTVメタルよね。⑨Don't turn awayで終わる曲順は完璧だと思うんだけど、ヨーロピアンヴァージョンだと曲順も違えば、2曲追加されてるんですよね、そっちはどうなんだろ?

このアルバムの難点は音の悪さですね。
シャラシャラ感が出過ぎて、シンバルがジャラジャラうるさく感じちゃいます。
20th Anniversary Editionではどう改善されてるんだろうか?
今のところ、そっちに買い直す気はありません。
Theme : HR/HM * Genre : 音楽 * Category : レビュー全記事
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