個別記事の管理2015-04-28 (Tue)
220px-Black_Sabbath_-_Paranoid.jpg ★★★★★ 09リマスターEU盤

英国HMバンドの2ndアルバム

暗黒世界からやってきた魔王のようなイメージで、デビュー作は衝撃的だっただろう。
イメージだけでなく、繰り広げられる音楽は緻密そのもので、単純なリフから広がりをもった空間を作り出す音世界はアートそのものであった。

2ndも前作路線そのままに、雰囲気は徹底した陰鬱・妖艶な風景が広がる。
前作ではインプロヴィゼーション的なバンドアンサンブルが聴かれ、組曲のような曲もあったが、今作では曲それぞれが独立したものとなっていてわかりやすい。

①War pigs、この曲を知らなきゃBLACK SABBATHを楽しめないと思われる超有名曲で、ライブでは歌メロを会場で大合唱しなければならない、っていうか、したくなるはず。②Paranoid も有名曲、単純なギターリフの上で、ベースを掻き毟るかのようなプレイが踊りまくる。③Planet caravan はサイケデリック調とでも言おうか、オジー・オズボーン(Vo)のヴォーカルはエフェクト処理で別人のような声となり、民族音楽のようなパーカッションがトリップ感を誘う奇妙な曲。④Iron man はリフでの作曲の教科書のような曲だ、手数の多いビル・ワード(Drs)のドラミングにも注目してほしい。ワウペダルを使った浮揚感をもったギターリフが印象的な⑤Electric funeral はコッテコテのドゥーミーソング。⑥Hand of doomでは、静と動のシンコペーションが魅力的で、後半に進むにつれてどんどん全身が煽られる曲構成が見事だ。⑦Rat salad は⑥の続きのような曲で、ドラムソロを基本としたようなインストゥルメンタル曲。⑧Fairies wear bootsでのギーザー・バトラー(B)のベースプレイはベース弦を叩きつけるような尋常じゃないスタイルだ、曲は横揺れのスインギング・ソング。

BLACK SABBATHを象徴する曲が並ぶアルバムだからこそ、人気が高いんだろうな。
Theme : HR/HM * Genre : 音楽 * Category : レビュー全記事
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個別記事の管理2015-04-27 (Mon)
AliceCooperBrutallyLive.jpg ★★★ DVD

2000年、ハマースミスアポロ(オデオン)で行われたライブDVD。

Trash」で華々しく全世界的に健在ぶりを披露してかというもの、アリス・クーパー(Vo)は誰よりも精力的だった。
The Last Temptation」がふるわず、日本では再度忘れ去られていくいくわけだが、日本以外では毎年のようにツアーを繰り広げていた。
2000年発表の「Brutal Planet」なんか、日本では話題にもならなかったわけだが、その時の素晴らしいステージの模様がこうしてDVDで観賞できるわけだ。
そんなこと言っておきながら、おっさんだって完全な後追い組なんで大口は叩けない訳で...。
こんな面白いショウが日本で観られないなんて、寂しいかぎりだ。

この時のバンドメンバーは、ライアン・ロキシー(G)ピート・フリージン(G)グレッグ・スミス(B)エリック・シンガー(Drs)テディー・ジグザグ(key)となっており、メタルファンなら楽しめるはず。

ステージに棺桶が運ばれて扉が開かれると、中から腹部のない背骨が剥き出されたゾンビがショウの始まりを告げるスピーチをしてマントを羽織ったアリスが登場、①Brutal Planet のスタートだ。新作から立て続けに②Gimme ときて、ステージ上にSMファッションに身を包んだぽっちゃり系の女性がムチを振り上げ、③Go to hell となる、アリスがムチを取り上げて女性をステージから蹴落とすと④Blow me a kiss が始まる。⑤I'm eighteenでは、松葉づえを使ったお馴染みのパフォーマンスが繰り広げられる。アリスが白い巾着袋から骸骨を引き出すと⑥Pick up the bones が始まり、ユーゴ紛争の悲劇を語り継ぐ。⑦Feed my frankenstein では、バラバラになったカラダのパーツを拾い集めていき、蘇生装置内に頭部だけを残して組み立てていく。⑧Wicked young manの曲終わりに、看護婦がベビーカーをステージに持ち込みアリスがそれを奪うと⑨Dead babiesのスタートだ、ベビーカーに乗せられてこどもをあやしつつアリスがこどもを持ち上げると双頭の化け物のこどもであることに驚かされる、アリスが顔をなでていると噛まれたため、地面にたたきつけ、しまいにはサーベルを突き刺し、天高く突き上げる、笑うしかないでしょ、それを見た看護婦が舞い戻ってきてアリスに拘束衣を着せて⑩Ballad of Dwight Fryの始まりだ。今度は処刑人が現れて、ステージにギロチンが運ばれる。アリスの首が落とされると⑪I love the dead/The black widowのメドレーとなり、さらし首にされ、エリックのたいまつスティックを使ったドラムソロとなる。さらされた首が蘇生装置の体に取り付けられると、中から蘇生したアリスが登場、そのまま⑫No more Mr. nice guy。続いてアリス・クラシックの⑬It's hot tonight⑭Caught in a dreamを続けざまにプレイ、こんな選曲、コアなファンしかわからんじゃんねぇ、いいんです、アリスのショウは全アルバム知ってないとおいてけぼりにされるんけど観てるだけで楽しいんです。⑮It's the little thingでは、アリスの漫談ショウのようなもので会場を惹きつける。⑯Poisonで最高の盛り上がりをみせてから、世の女性に捧ぐ⑰Take it like a woman⑱Only women bleedの2曲をしっとりと歌い上げ、続いてロックンロールショウ、⑲You drive me nervous⑳Under my wheelsと続き、クライマックスへとなだれ込む。㉑School's outでは、巨大バルーンがステージから投げ出され、観客がステージに戻すとアリスがサーベルで割っていく。
アンコールは㉒Billion dollar babies/My generation㉓Elected

これぞ、エンターテインメント。

おっさんは、2015年秋のメタルフェスにアリスがやってくると予想したが、9,10,12月のスケジュールも埋まってしまったみたいだ。
こうなったら、11月のオズフェストに来てちょんまげ。
Theme : HR/HM * Genre : 音楽 * Category : レビュー全記事
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個別記事の管理2015-04-26 (Sun)
220px-Alice_Cooper_-_The_Last_Temptation.jpg  US盤

シアトリカル・ロックの大御所の20thアルバム

おっさん、実はこのアルバムBURRN!のクロスレビューで評価が悪かったからオンタイムで買ってません。
ごくごく最近になって買ったもの。

他氏のレビューによれば、体裁はコンセプトアルバムとして制作されたもので、「Welcome to My Nightmare」で登場したスティーヴンが再度、出現しているとのことだった。
そうなると、どうしても期待を寄せてしまうわけだが、「Welcome 2 My Nightmare」を聴いておもわず笑いが止まらなかったことと、アリス・クーパー(Vo)の多様性を信じてブックオフで安く購入してしまったというわけだ。

結論から先に言うと、やっちまった。
つまらないんだな、これが。

コンセプトって言う割には、曲から物語を想像できる要素はないし、どうも、アリスに活気がない。
なんか、歌わされてるっていうか、なんだろな。
きっと、彼の毒気がまったく感じられないんだろうな。

今回は曲ごとにプロデューサーも違い、スラッシュ界でも起用されるアンディ・ウォレスやHM界で引っ張りだこだったデュアン・バロンジョン・パーデルのコンビの起用もあって、本人はいたって本気度は充分だったんだろうけどなぁ。

アコギでシャランシャランと始まってロックロール曲になる①Sideshowで幕が上がるんだが、この明るさはらしくないことこの上ない、どんな曲でもアリス色に染めるのが彼の持ち味なんだが、ごくごく普通すぎてつまんない。④Bad place alone は色んな表情をみせる曲でこれは面白い。⑤You're my temptation⑨It's me は、NIGHT RANGERのジャック・ブレイズトミー・ショーとの共作。SOUNDGARDENでお馴染みのクリス・コーネルとの共作曲⑥Stolen prayerでは、「Welcome to My Nightmare」でも聴かれた少年少女合唱隊のようなコーラスが聴ける、こういうところに名作のオマージュを入れるわけね。⑦Unholy warコーネルの曲。⑧Lullabyジム・ヴァランスとの共作だが、ジムっぽいいいメロディがあるが、印象に残らないんだな。⑩Cleansed by fire には「From the Inside」に収録の“Inmates”の面影が...。

ダメだ、おっさんこのアルバムの援護射撃はできそうもない。
リストラします。

って、この記事を書いてた時はそう想ったんだけど、いざ、リストラ前に本当にダメか確認のために聴いてみると、これがまたEじゃないの。
ちょっと、しんみり曲が多いのが気になるってくらいで、ぜんぜんいけますわ。

アリスファンの皆さん、ごめんなさい。
Theme : HR/HM * Genre : 音楽 * Category : レビュー全記事
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個別記事の管理2015-04-25 (Sat)
220px-Actrash.jpg ★★★ JP盤

シアトリカル・ロックの帝王の18thアルバム

おっさんがアリス・クーパー(Vo)と出会ったのは、このアルバムである。
当時、AEROSMITHの虜になっていたもんだから、エアロの面子やBON JOVI などが参加しているアルバムと聞いて手を出さないはずがない。
しかも、ヒットメーカーのデズモンド・チャイルドがプロデューサーときたもんだ。
前作「Raise Your Fist and Yell」では、マイケル・ワグナーを起用していただけに、いかにアリスにとってプロデューサー選びが大切かがわかるだろう。

いかにもアリーナロックを意識したかのようなギターフレーズで始まる①Poison、この曲がアリスのアンセム曲として代名詞的存在となる。この後もギターオリエンテッドなHR曲が続く。粋なコーラスで始まる③House of fireでのギターソロはジョー・ペリー④Why trust youでのアリスの歌唱は鬼気迫るものがあるぞ。⑤Only my heart talkin' では、スティーヴン・タイラーとのデュエットが聴ける、これアリススティーヴンも名演だと思いますよ。⑥Bed of nails には、あのダイアン・ウォーレンの名がクレジットされているが、バラードではありません。⑧Trashでのベースはトム・ハミルトンで、ドラムはジョーイ・クレイマージョン・ボン・ジョヴィの歌声も聴かれる。⑨Hell is living without you は、ジョンリッチー・サンボラとの共作曲。⑩I'm your gunでは、それまでバンドメンバーで、その後WINGERとしてデビューしたキップ・ウィンガーがコーラスで参加してるが、キップの特徴であるセクシーかつ力強い声が捉えられてないので、ちとわかりづらい。
⑪Cold ethyl⑫Ballad of Dwight Fry は日本盤ボーナスで、いつのものかわからないが、アメリカでのライブ音源。

こうしてみると、すげぇー豪華なアルバムですね。
Theme : HR/HM * Genre : 音楽 * Category : レビュー全記事
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個別記事の管理2015-04-24 (Fri)
220px-The_Alice_Cooper_Show.jpg  US盤

1977年、ラスヴェガスで行われたショウのライブ音源。

10th「Lace and Whiskey」を発表した後に出たALICE COOPERとしては初のライブアルバムである。

アリス・クーパー(Vo)ライブはシアトリカルショウであって、やっぱり映像が伴わないとちっとも面白くない。
アルバムジャケットの写真を見て、YouTubeで出回ってるであろう古今のライブと重ね合わせて想像するしかない。

どの曲もステージ演出のためにオリジナルよりコンパクトにまとめられている。
そこでどんな演出が繰り広げられていたかを想像するしかないのだ。
音楽をもっと聴きたい輩にはぜんぜん物足りないのである。

① Under My Wheels
② I'm Eighteen
③ Only Women Bleed
④ Sick Things
⑤ Is It My Body
⑥ I Never Cry
⑦ Billion Dollar Babies
⑧ Devil's Food/The Black Widow
⑨ You and Me
⑩ I Love the Dead/Go to Hell/Wish You Were Here
⑪ School's Out


「Lace and Whiskey」収録のソフトロック⑨You and meが聴けることが貴重かな。ハイライトは⑩I love the dead/Go to hell/Wish you were here のメドレーであって、正直、これが聴きたいだけで持ってるようなもんだな、“Wish you were here”に雪崩れ込んでいくところが超カッコいいんだぜ。

21世紀のアリスのショウの方がぜんぜん面白いので、最近のライブDVDの方がおススメです。
これは、ただの歴史の1ページが刻まれただけのライブ盤だな。

あー、アリスのライブが観たい。
2015年のLOUD PARKでもOZZFESTでもどっちでもいいから来てほしい。
単独公演もやっちゃうなら、おっさん昇天しちゃいます。

キャサリン妃のベイビーはまだかい?
女の子だったら、アリスって名前になるかもよ。
Theme : HR/HM * Genre : 音楽 * Category : レビュー全記事
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久しぶりのアリス登場ですね * by グラハム 神々 ボネ太郎
やっぱりアリス クーパーは映像欲しいですよねー
私も車の中でアリスのライブアルバム聴くときは頭の中で映像を浮かべてます
ポンタさんは見てるけど、私は実物見たこと無いからなぁ〜 羨ましい

アリス最高!! * by フライヤーズポンタ
きっと、秋に来ますよ。
みんなで“I love the dead.”って合唱しましょう!!

ありゃりゃ * by フライヤーズポンタ
ボネ太郎さん、ごめんなさい。
見通しが甘かったです。

どうやら、アリス師匠は 9,10,12月もスケジュールが埋まってしまったみたいです。

11月はオフみたいだから、オズフェストに一縷の望みを持とうかと思います。