個別記事の管理2015-04-04 (Sat)
Red,_King_Crimson ★★★★★☆ 89リマスターJP盤

プログレッシヴ四天王の7thアルバム

これは、正真正銘のHEAVY METALである。

ロバート・フリップ(G)先生自身が、この頃のクリムゾンはメタルアルバムを製作していたと折に触れて回顧しているが、先生の言うとおり、プログレバンドがメタルをやるとこんな凄いことになりまっせーって言ってるかのようなアルバムになるのである。

アルバムジャケットの3人は、ロバートジョン・ウェットン(Vo/B)ビル・ブルフォード(Drs)であるが、イアン・マクドナルド(Sax)などの初期メンバーも参加していて、いい仕事をしています。

なんともおぞましいフレーズで地中深くまで掘り進むドリルのように突き進む①Red、とっても陰鬱な気分にさせてくれるインスト曲。余韻を残して始まるのが②Fallen angelジョンの優しい歌メロが聴けて視界が開けて安心する、それでも後半へ進むにつれてギターが不協和音のような音を奏で、やっぱり明るい未来ではないことを悟らせる。③One more red nightmareでは、タイトル通りに重い沈んだフレーズが手数の多いドラミングとバトルするかのように繰り広げられ、優しいはずのジョンの歌声も出ない高音を無理やり出そうとして、またそれがワイルドさを演出している。演奏途中でぶちぎれて、ヴァイオリンが物悲しくもホラーちっくなフレーズを奏で始めて④Providenceがスタート、インプロヴィゼーションによるインスト曲、こりゃもう予測不能なホラー映画ですな。この曲も終わったのがわからない内に、⑤Starlessがスタート、物悲しくも哀愁漂うメロディーが印象的、聴いていて沸き起こる浮遊感がたまらない、そして、曲が進むにつれてスリル感が増していき狂気の世界へと引きずり込む。

あなたは、これを聴いて平常心でいられますか?
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