個別記事の管理2015-04-18 (Sat)
220px-Wslide.jpg ★★★ US盤

英国HRバンドの8thアルバム

それまでロックンロール大好きなデイヴィッド・カヴァデイル(Vo)with ヒズフレンズ・バンドだったが、ここからゴージャスバンドへと変貌を遂げる。

まあ、6th「Come and Get It」の頃から音作りに関してはより緻密なものになって、ビッグバンドへと野望が見え隠れしてきてはいたんですけどね。

このアルバムに関しては、ゴタゴタ劇が多いんだな。
バーニー・マースデンからギタリストがグレン・ヒューズと一緒にTRAPEZEに在籍していたメル・ギャレー(G)に変更。
イアン・ペイスからドラマーがコージー・パウエル(Drs)に変更。
ニール・マーレイからベーシストがアレクシス・コナーとの活動で知られ、コージーともアルバムを製作した経歴を持つコリン・ホッジキンソン(B)に変更。
ミッキー・ムーディ(G)ジョン・ロード(Key)は変わらずに録音されて、リリースされた。

ところが、USリリース時には、ジョン・サイクス(G)がメインのギタリストになり、ニールが戻って録りなおしたものが発表された。

おっさんが聴いているのはジョン・サイクス・ヴァージョンです。なんだかね。

これによって、アメリカ征服へと向けてMTVを意識した戦略がなされてアリーナ・ロックへと飛翔していくのである。
アメリカナイズされたと言えば、世の中は嫌悪感を示すわけですが、こういうWHITESNAKEも決して悪くないし、普通にカッコいいんだな。
おっさんは大歓迎派です。

10曲中、5曲はギャレーがクレジットされているので、サイクスばかりが注目されますが、サイクス作曲のものは1曲もありません。

ギンギンなギターリフで始まる①Slide it in、ズシンズシン響くドラミングがペイシーと違うってすぐわかるでしょ?ミッキー作曲の②Slow an' easy、ここでもやっぱスライドギターにこだわるのねん、たぶん、ギュンギュン鳴り響くサイクスのギターってミッキーにとってはどんな印象持ったのかな?アメリカ制覇に向けて欠かすことができないのがバラード系であって、イントロのバラードっぽいところからガッツ系への流れが秀逸な③Love ain't no strangerなんてゴージャスバンドの代名詞的な曲だね。④All or nothingなんて過去のWHITESNAKEでは、ほとんど聴かれなかったNWOBHM的なリズムなんだな。⑥Guilty of loveなんて、バリバリの脳天気なアメリカンソング。全体的にパワーコード系のギターリフでイントロが入り、ジャカジャカじゃんとバンドアンサンブルに入る曲作りになっている。

このアルバムを引っ提げて伝説のスーパー・ロック84への出演となるわけだな。
でも、そこにミッキージョン・ロードはいなかったんだね。
Theme : HR/HM * Genre : 音楽 * Category : レビュー全記事
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