2015/07/29

VAN HALEN 「Van Halen」

Van_Halen_album.jpg ★★★ 01リマスターHDCD/JP盤

アメリカンHRバンドのデビューアルバム。

衝撃のデビューアルバムって言った方がいいんでしょうか?
おっさん、完全なる後追い世代なもんで、そんなに衝撃を受けてません、すみません。

これからHR/HMのアルバムをちょっとずつ揃えていきたいと思っている若者の方がいたとしたら、おっさんは教科書として3枚のアルバムをおススメします。
まず、HRから手始めにという方には、この「Van Halen」。
HMとは何ぞや?っていう方には、「Blizzard of Ozz」。
HR/HMを初心者として触れてみたいという方には、「Led Zeppelin」ということになり申す。
まあ、おっさんの嗜好だからしてあまり真に受けてほしくはないんですけどね。

このアルバムのどこが衝撃的だったかというのは、エディ・V・ヘイレン(G)のギタープレイにあるわけだが、ここはぜひリズムギターに注目してほしい。
これが、もう正確無比なんだわ。それでいて、ぜんぜん機械的じゃなくてHRの荒々しさもたっぷりあるしで凄いんです。
で、それを支えるリズム隊もまたこれ凄い。
このバンドはギタリストが一人なんで、エディが弾きまくっている時は、リズム隊がその隙間を埋めなきゃいけないんだけど、埋めるだけじゃなくて曲のメロディを失うことなく、さらに自己主張もさらりとやってのけるってところが凄いんだな。
エディのソロに注目させられるわけだが、リズムにも耳を澄ませてみましょう。

ベースの単音リズムがゆっくりと刻まれるとリヴァーヴ感たっぷりのゴージャスなギターリフがソリッドなカッティングで入ってきて①Running with the devil がスタート、ミドルテンポの曲なんだけど重厚なコーラスもあって華やかさがハンパない。②Eruptionは衝撃的なデビューを決定づけたエディによるギターマジック、HR新時代の幕開けです。③You really got me はTHE KINKSのカヴァーなんだけど、エディのギタープレイが尋常じゃないね。⑤I'm the one は、エディによる幾重にも音色が広がっていくリフの七変化のような曲で、これを弾きこなすのも難しそうだな。⑥Jamie's cryin' はアメリカの懐メロのような曲だ。ギタースクラッチが耳を劈く⑦Atomic punkって、彼らにとってはパンクソングを意識したのかな?ぜんぜんパンキッシュじゃないけどね。⑨Little dreamer におけるエディのギターフレーズも凄いな、ヴォーカルいらねぇんじゃねぇかってくらいに目立ってやがる、天才だね。⑩Ice cream man はシカゴブルーズのカヴァーで、最初はアコギで弾き語るんだけど、このアコギはデイヴィッド・ロス(Vo)がプレイしてるそうです、で、後半はエディのエレキが炸裂します。⑪On fireでは、イアン・ギランを意識したかのようなスクリームがあるんだけど、声出てなくて弱々しいよん。

VAN HALENってこれ1枚だけでいいんだと思いますが、ダメですか?
2015/07/25

RIOT 「Immortal Soul」

220px-Immortal_soul_riot.jpg ★★★ GER盤

アメリカンHMバンドの14thアルバム。

これが、RIOT創設者であるマーク・リアリ(G)の遺作となってしまった。

前作「Army of One」発表後、とんと音沙汰がなかったが、突如、あの名作「Thundersteel」制作メンバーが復活しての新作発表という報に接することとなった。
トニー・ムーア(Vo)ドン・スタヴァーン(B)ボビー・ジャーゾンベク(Drs)の凄腕プレイヤーの集結である。
そりゃ、もう買いでしょ。
マークがいつごろから病魔に侵されていたか知らなかったが、“Thundersteel”という稀代の名曲を作り上げた人たちの新作だからして、期待を裏切ることはなかろうに。

前作からプロデューサーとして名を連ねるブルーノ・ラヴェルは元DANGER DANGERで、WESTWORLDではマークと一緒に行動していたから不思議ではないんだが、はてなマークが頭のどこかにあったのは事実なんだよね。

思わせぶりなタイトル①Riot で宣戦布告、いかにもの欧州的な香りを持つギターフレーズによるメロディがイントロを彩り、疾走感のあるジャキジャキのリフが押し寄せてくる、メロディックパワーメタル最高ーーーー!!これよ、これ、男気の合いの手もカッコいいじゃん、ライブの1曲目にしてほしいガッツソングだな。ボビーのドラムインからドンのベースラインが引き継ぎ、ツインギターのリフが絡んでくる②Still your man、この流れもアドレナリンがあふれてくるね。静か目にギターがアルペジオを紡ぎ、オリエンタルなフレーズが飛び出す③Crawling、この雰囲気もたまらんな。イントロの変拍子にどんな曲かと思いを馳せてるとコッテコテのファストチューンだった④Wings are for angelsでのボビーのドラミングなんか尋常じゃないな、速い上に手数が多いときた、ピロピロ感満載のギターもいかにもって感じだねぇ。⑥Sins of the fatherもファストチューンなんだけど、ツインギターによるユニゾンプレイが美しいね。インスト小曲の⑦Majesticaを挟んで、ミドルテンポの聴かせる曲⑧Immortal soul になるんだけど、⑦って必要かい?ハイトーン一辺倒のトニーのヴォーカルを聴いてると、後半ちょっと緊張感が減退してくるんだけど、曲そのものは変化もあって飽きることなく聴きとおせると思いますよ。

このアルバムを引っ提げての来日を待ったが、まさか、マークが急逝するとは思いもよりませんでした。
2015/07/20

RIOT 「The Privilege of Power」

220px-RiotTPOP.jpg ★★★ JP盤

アメリカンHMバンドの7thアルバム。

ハイトーンヴォーカリストのトニー・ムーア(Vo)を得て、傑作とされる「Thundersteel」を発表した後の第二弾がこれだ。

おっさんは「Thundersteel」よりもこっちの方が断然好きだ。
前作の“Thundersteel”はHR/HM史に残る名曲中の名曲ゆえに、この曲ばかりが目立ち、アルバム全体を聴きとおすと、アルバムとしてはあまりピンと来ないというのがおっさんの感想だ。

こっちは、SEを随所に配し、アルバム全体として聴いた場合、かなりしっくりくる。
SEが長くてしつこいというファンの嘆きにも似たような声をよく拝見するが、おっさんはSEが長いという印象は持たない。
各曲も粒ぞろいだし、何と言っても、ジョー・L・ターナーの参加に尽きる。
ジョーの歌声が聴きたくて、このアルバムを手に取ったというのが真実かもしれない。
アクセントが効いてすごくいいんだよねぇ。

メタル野郎の嘆きの原因に、ホーンセクションの導入も取り沙汰されるところ。
HMにホーンセクション!?悪くないんじゃない?どう?

ラジオを聴いてるSEにバンドの超絶プレイが被さるイントロの出だし、カッコよくない?ホーンセクションが主役かと思われるかのようなフレーズから怒涛の①On your knees が始まるんだけど、ボビー・ジャーゾンベク(Drs)のドカドカ、バタバタした悶絶プレイなんてもうHMそのものじゃん。無線交信のSEを挟んで②Metal soldiers、ミドルテンポの曲なんだけど、ボビーのドラムが目立つねぇ、ドン・スタヴァーン(B)のベースプレイも自己主張が激しいね、これ。シャリシャリとアコギがメロディを紡いで始まる③Runawayトニーの歌唱と欧州的なイントネーションを持つマーク・リアリ(G)のギタープレイに酔いましょう。そして、ジョー参加の④Killer、ソリッドなギターリフを追いやるようにホーンセクションが被さってくるんだけど、おっさん好きですよ、また、ジョートニーのデュエットが好対照ですごくいいよなぁ。⑤Dance of death のごっついリフなんだけど、この疾走感にやられること間違いなし、ベースラインもただ速いだけじゃなくてメロディックなんだよなぁ。⑦Maryanne はソフトロックなんだけど、これダメですか?⑧Little miss death もちょっと変わった可愛いメタルソングっていうか、表現しにくい面白い曲なんだけどなぁ、ライブ中の息抜きとしてやるには最適かも。ファストチューンの⑨Black leather and glittering steel で頭振ったら死んじゃうよ~ん。⑩Racing with the devil on a Spanish highwayアル・ディメオラのカヴァーでインスト。
2015/07/18

RIOT 「Riot Live」

220px-RiotLiveLP.jpg ★★ 99リマスターUS盤

1980年、1st「Rock City」と2nd「Narita」を発表した後のモンスターズオブロック・フェス出演時とハマースミスでのライブ音源。

どことなく欧州風を感じることのできる良質なメロディを奏でるHRは、きっと、アメリカではブレイクしなかったんでしょう。
本拠地である全米では何も起こらなかったが、ヨーロッパではウケタみたいだ。
そんな証拠を突きつける正真正銘のライブ記録がこれだ。

装飾一切なし、一発録りのライブってのがひしひしと伝わってくるアルバムだ。
逆に言えば、荒削りで、プレイも危なっかしいところがあるんだが、実にハイテンションのライブだ。

⑥Warrior⑨Overdrive から⑭Road racin' までがモンスターズオブロックで、それ以外がハマースミスということになる。①Intro ってのは、ショウを始める前の音だしとDJ(だよね?)によるバンド紹介のアナウンスなんだが、これがもうライブの臨場感を出してくれてるんだよね、普通、こんなのカットだよ。⑨の冒頭では、ガイ・スペランザ(Vo)がドニントンのオーディエンスに向かってMCをするんだが、これがまたカッコいい、エンディングでは、それぞれの小ソロタイムみたいなのを挟んでいます。「Rock City」に収録の②Angel⑩Rock cityと「Narita」に収録の③Do it up⑤White rock を聴いても何も響かないというか、つまらない曲なんで、おっさんはこれらのアルバムを集めようという気になれません。あと、⑫Kick down the wall はオリジナルよりパワー不足に聴こえるんだよねぇ。⑬Train kept a rollin'AEROSMITHヴァージョンとは違い、たぶんオリジナルが元ネタになってると思うんで、比較するために聴こうとすると後悔しますよ。

① Intro
② Angel
③ Do It Up
④ Road Racin'
⑤ White Rock
⑥ Warrior
⑦ Narita
⑧ Tokyo Rose
⑨ Overdrive
⑩ Rock City
⑪ Back on the Non-Stop
⑫ Kick Down the Wall
⑬ Train Kept A-Rollin'
⑭ Road Racin'


2015年9月、この時のメンバーは誰一人としていないが、RIOTが日本にやってくる。
この頃はHRバンドで、今はパワーメタルバンドになっているが、こんなホットなライブを期待したいところだ。
2015/07/15

AC/DC at 横浜アリーナ 2001

行ってきました、2001/02/20、横浜アリーナ。

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日本に来てくれない大物バンドの19年ぶりの来日ということで、ちょっとした大事件だった。

前年にはIRON MAIDENブルース・ディッキンソンエイドリアン・スミスが戻り、来日公演も大いに盛り上がって古参のメタルファンは色めき立っていた。

そんな矢先に発表された思いもよらないニュースだった。
そりゃ、もう、伊藤政則先生は煽りに煽って、行かなきゃ絶対後悔するって言い張ってたもんね。

おっさんも世紀の瞬間を見逃すもんかとの意気込みでチケット購入に走ったが、売り切れてた。
こんな古臭いバンドが発売開始1時間で売り切れるなんて、正直驚いた。
追加公演が出なきゃ、おっさん、見逃してましたよ。

開演前から会場は熱気に包まれ、外の寒さなんて忘れるくらいの体感温度だ。

1曲目は「Back in Black」から①You Shook Me All Night Long、メンバーがプレイを始めるなり凄まじい歓声が上がる。
2曲目は最新アルバムからの②Stiff Upper Lip、アルバムを買ってなくとも盛り上がらない訳ないでしょ。曲知らなくたって、ノッテればそれでいいんだから。
③Shot Down in Flames
ここに来ますか、④Thunderstruck、ここでもう声が出なくなったね。
⑤Hell Ain't a Bad Place to Be
前作「Ballbreaker」からの⑥Hard as a Rock、これも知りませんが、知ってるフリしちゃうよ~ん。
⑦Shoot to Thrill
⑧Rock and Roll Ain't Noise Pollution
⑨Sin City
⑩Bad Boy Boogie
、出たぁーーーー、ケツ出し!!大画面に映さなくてもぉぅ~。

鐘が鳴り、巨大砲丸に乗ったブライアン・ジョンソンが出てきて⑪Hells Bells の始まりだー!!まだ、アンコールでも最後の曲でもないのに凄い演出。
⑫Get It Hot
⑬The Jack
では、お約束のオッパイポロリですが、いたいたいたーーーー!!2人並んでパイ出しした外人のオネェチャンが大画面に映し出されてるが、これってサクラかね?
⑭Back in Black
⑮Dirty Deeds Done Dirt Cheap
⑯Highway to Hell
⑰Whole Lotta Rosie
⑱Let There Be Rock
、これで本編終了だが、最後のテッパン曲5連続にはイキまくっちゃったね。

アンコール1曲目は⑲T.N.T.
⑳For Those About to Rock (We Salute You)で大砲が何発か発射され、幕を下ろすのでした。

細かいことは一切気にしません。
本物のロック魂を堪能させられました。何もかもが度肝を抜かされた一夜となりましたとさ。