個別記事の管理2015-07-01 (Wed)
Judas_Priest_-_Killing_Machine_album_coverart.jpg ★★★ 11リマスターJP盤

メタルゴッドの5thアルバム

これまでの様式美路線が影をひそめ、よりコンパクトに仕上げた曲が並び、アメリカ進出を意識したかのようなコマーシャル性も垣間見られるようになった。
ネガティヴなアメリカナイズというわけではなく、正統派HMの権化として男っぽさを残しつつ、ギターフレーズなんかも英国ならではのウエット感もばっちり収められている。
おそらく、レコード会社の戦略だったんだろうが、ライブにおける出で立ちもレザー&スタッドというものになって、若者の嗜好を取り入れていくことになる。
78年にレコーディングしていたんで、その頃芽生えたNWOBHMの潮流を意識したことは間違いないだろう。

誰でもそうだが、狭いイギリスだけでは物足らず、広大なアメリカを征服するのはひとつのステータスなんだろうな。
この路線が間違っていなかったことは歴史が証明してますよね。

前作「Stained Class」ではドラムインでアルバムの幕を開けたが、①Delivering the goods、今度はギターのスタッカート音だ、曲中ではSE音が組み込まれ、サウンドプロダクション的にも凝った作りになってきた。③Evenng starなんかのイントロはメロディックな哀愁さがあるのに、サビに入るとアメリカ的なコーラスとなって明るい曲調になる。④Hell bent for leather はこれぞHMソング。ドラムマーチに誘われて低音ヴォイスを轟かせるロブ・ハルフォード(Vo)の歌メロが響くと、首筋に血管を浮かせて唄ってるのが思い浮かべる漢気ソング⑤Take on the world、この世界観はMANOWARにカヴァーしてほしい。⑦The green manalishi は、FLEETWOOD MACのカヴァー、すごく重い仕上がりになっている。⑧Killing machineは、ギターリフがツインリードでシンクロするミドルテンポの曲。⑩Before the dawn は、もうお約束となったプリースト版バラード、アコギが奏でるメロディが実に美しい。逆に⑪Evil fantasies は重い重い曲で、当時のアメリカ人にはこの曲調はきついんじゃないか?
以下、リマスターボートラで、⑫Fight for your life は「Screaming for Vengeance」制作時のアウトテイクで、「Defenders of the Faith」に収録された“Rock hard ride free”の原曲。⑬Riding on the wind はこれまた「Screaming for Vengeance」ツアーのUSフェスティヴァル時のライブ音源、すごく熱いライブってのが手に取るようにわかる。2曲とも、何でこのアルバムにぶち込むかね。

プリーストのリマスターシリーズにおけるボートラの扱い方がチンプンカンプンでよくわからんね。
Theme : HR/HM * Genre : 音楽 * Category : レビュー全記事
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