個別記事の管理2015-07-03 (Fri)
220px-JudasPriestPriestLive.jpg ★★★ JP盤

1986年、「Turbo」USツアーの模様を捉えたライブアルバム。

良質なライブ盤であるんだが、どうも煮え切らないライブなんだよねぇ。

音質は問題ない、普通にいいって感じ。
プレイだってヴェテランの巧さがたっぷり出てて悦に入れる、が、鬼気迫るプレイとかは期待しない方がいい。
ライブの臨場感も充分で、当時のメタル黄金時代を象徴するようなオーディエンスの熱気が伝わってくる。
選曲に関してはこれでいいんだと思います。
シングルアルバムにするために数曲カットせざるを得なかったんだろうから、曲が少ないのは仕方なし。

① Out in the Cold
② Heading Out to the Highway
③ Metal Gods
④ Breaking the Law
⑤ Love Bites
⑥ Some Heads Are Gonna Roll
⑦ The Sentinel
⑧ Private Property
⑨ Rock You All Around the World
⑩ Electric Eye
⑪ Turbo Lover
⑫ Freewheel Burning
⑬ Parental Guidance
⑭ Living After Midnight
⑮ Shout
⑯ You've Got Another Thing Comin'

で、何が煮え切らない理由なんだろうか?

たぶん、ライブが小奇麗っていうか、まったりしてるっていうか、まとまりすぎてるっていうか、わかります?
アリーナロックの頂点に立ったであろうプリーストもステージングとか、演出にこだわってた時代のライブなんだろうから、ショウの進行を気にするあまり緊張感みたいなワクワク感がまるでないような気がするんですよね。

そして最近になって、これらすべての印象をすべて覆すライブ盤が登場した。
「Defenders of the Faith」30thアニバーサリーエディションに付属された「Live at Long Beach Arena 1984」である。
当初、このエディションに買い直す気なんてまったくなかったが、あるブログで絶賛されてたんで、こっちと比較してどう違うのか窺ったところ、ロングビーチの方がキビキビしてるというお返事をいただいた。
なるほど、その通りだと思います。

で、こっちのライブ盤としての価値が低くなったんで、この際、リストラしちまおうかって聴いてみると、こっちもこっちでなかなかにいい味出してて捨てがたい。

④Breaking the law⑨Rock you all around the world における凄まじいまでの観客の声援なんか聴いちゃうと鳥肌もんだし。なんたって、ロブ・ハルフォード(Vo)の歌唱が実に上手い、低音、高音ともによく声が出てるし、後から唄い直したんじゃねぇかって疑っちゃうほどにライブとは思えない声のハリをしている。⑫Freewheel burning の出来もロングビーチに負けてません。次が⑬Parental guidanceでズッコケさせてくれるんだけど、実際のライブの曲順は⑩Electric eye⑪Turbo lover→⑬→⑫→“Victim of changes”だったみたいですね。⑮Shout-Oh Yeah! から⑯You've got another thing comin' の流れもこれ聴き慣れちゃってるしなぁ。

うーん、これでいいんだ、煮え切ろう。

リマスター盤には3曲追加されて2枚組になりましたが、そのうち2曲は「Turbo」ツアー以前のライブなんで、ここに溶け込むとは到底思えませんので、買い直しません。
Theme : HR/HM * Genre : 音楽 * Category : レビュー全記事
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