個別記事の管理2015-09-26 (Sat)
220px-Album_the_triumph_of_steel.jpg ★★★ JP盤

米国産パワーメタルバンドの7thアルバム。

デビューから一貫して大仰路線を貫いてきた男気バンドが行き着く先は組曲である。

レコードが主流であった時代、プログレ連中がよくやっていたのは、アルバム1枚丸ごと組曲か、A面かB面を組曲にするか、色んな選択肢があったと思うが、このアルバムはA面が組曲となっている。

①Achilles, agony and ecstacy in eight parts が組曲なんだが、これ約29分もある大作なんだよね。
HELLOWEENの“Keeper of the seven keys”とIRON MAIDENの“The rime of the ancient mariner”も大作として有名だが、どちらも約13分なんで、こっちが断然長いわけだ。
LPレコードの収録可能時間は約46分(だったよね?)だからして、この曲はA面に収まるんだろうか?
このアルバムが発表されたのは92年なんで、とっくにCD主流の時代になってると思うので、もしかしたら、レコードでは発売されてないのかもしれない。
ちょっと調べてみたら、CDの売り上げがLPを抜いたのは、86年だそうです。

話を戻すと、いきなり冗長な組曲を聴かされるもんで、このアルバムを好きになれないファンも多いみたいだが、前作「Kings of Metal」路線の男気メタルが組曲以外で多く聴かれる高品質なアルバムだと思います。
「Kings of Metal」の続編と想っていただけたらいいはずです。
サムライなら、全曲正座して聴くべし!!

①はオーソドックスなマーチングソング“Prelude”から入り、激しくてズシリと重いリフが印象的な“Hector storms the wall”、オルガンの音とゴスペル的なコーラスが響く“The death of Patroclus”、2本のギターがメロディをユニゾンで奏でる“Funeral march”、“Armor of the gods”はドラムソロ、激しいドラミングに続くのは真逆の静かな曲でナレーションの入る“Hector's final hour”、ファストソングの“Death hector's reward”、“The desecration of Hector's body(Part 1 & 2)”はベースソロ、全身全霊でバンドがぶつかり合う“The glory of Achilles”で最後を飾る、もう、飽きました?
②Metal warriorsでは、絶唱がバンドを引っ張るというエリック・アダムス(Vo)の歌唱に悶絶するべし。③Ride the dragonでは、左右のスピーカーから交互に声色をやや変えて繰り出すヴォーカルが目立つんだが、前作から本作でも多用しているので、マンネリちっくなところもあるんだけど、熱いよな。④Spirit horse of the Cherokee は、インディアン虐殺の逸話がテーマ、エリックのシャウトが凄いんだから。⑥The power of thy swordもドラマチックな曲で、オペラ歌劇のようだ。アルバム最後を飾るのは珠玉のパワーバラード⑧Master of the wind、さあ、みんなでリフレインしよう、
“Fly away/to a rainbow in the sky/gold is at the end/for each of us to find/there the road begins/where another one will end/here the four winds know/who will break and who will bend/all to be the master of the wind”

このアルバムを引っ提げて、1993年1月に初来日を果たすことになる。
その時、まだ出会ってなかったおっさんは、歴史的瞬間を逃すこととなってしまった。

あー、行きたかった。
Theme : HR/HM * Genre : 音楽 * Category : レビュー全記事
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