2015/12/19

BLIND GUARDIAN 「Nightfall in Middle-Earth」

220px-NFoME.jpg ★★★ EU盤

ジャーマン・パワーメタルバンドの6thアルバム。

このアルバムから、ハンズィ・キアシュ(Vo)はベースから離れてヴォーカルに専念することになります。

前作「Imaginations from the Other Side」で名盤を作り上げたもんだから、そうやすやすと前作は超えられない。
だが、しかし、良質なレベルの映画的作品を再度、世に送り出すこととなった。見事だ。

ファンタジー小説作家トールキンの「シルマリルの物語」がベースとなったコンセプトアルバムとなっている。
ほぼすべての曲間にSEとナレーションをいっぱい挟みこみ、冒頭から物語へとグイグイ惹き込まれていくその魅力は、言ってみたら、前作以上かもしれない。

①War of wrath は、戦場のSEからナレーションへとつなげる序章。大音量でもって、骨太のHMソング②Into the storm がスタート、得意のクワイアもばっちり。③Lammothも雄叫びのSE、いちいちタイトルつけなくてもいいのに。④Nightfall では、コーラスのリフレインが雄大。⑨Mirror mirrorは、以後のライブでアンコール曲となり、のちのアンセムソングとなった、聴いた当時はそんな凄い曲になるとは思いもしなかったんだけどね。⑬Time stands still の力強さったらハンパない、だから、ジャーマンは大好きだ。⑯The Eldarは、ピアノの伴奏で聴かれるハンズィの歌唱と美しくも厳かなコーラスが物悲しい悲哀にも満ちた佳曲、終盤の叫ぶように唄うハンズィにウットリするでしょう。㉑A dark passageで終わるはずなんだが、なんだか大団円で終わるわけでなく、むしろ、続きがあるようにフェードアウトして、ナレーション㉒Final chapterが流れるんだよね、なんて言ってるの?

おっさんとしては、大好きなアルバムなんだが、この頃、イタリアから超新星RHAPSODYが登場したもんだから、この手の音楽では、マンネリっぽく思われたかもしれない。
実は、おっさんもRHAPSODYへと食指が動いたが、聴いていく内にあっちの方に飽食感が芽生えて、結局ブラガ一途へと戻ってきたんだよね。

こんなことあり得ないと思うが、いつか、ブラガの音楽創造に壁が生じた時、ぜひ、サシャ・ピートとコラボしてほしいなぁ、なんて。