個別記事の管理2016-01-09 (Sat)
220px-Blackwaterpark.jpg ★★ EU盤

スウェーデン産プログレ・デスメタル・バンドの5thアルバム。

メタルかじり虫のおっさんとしては、誰かが超ド級の推薦をすると聴きたくなる性分なだけで、この手の音楽に精通しているわけでもなく、とやかく言う筋合いは毛頭ない。

第一印象からすると、心を鷲掴みにされることはないが、長く聴いて理解に努めたいメタルってことだ。

人の嗜好って本当に様々で、それこそ十人十色と言えるだろう。
このアルバムは、日本ではそれほど超名盤として認知されていない、あるいは、紹介されていないが、海外では絶大な人気を誇る。

国民性の違いと言ってしまえば、それまでなんだが、ここ日本ってのは作品の紹介のされ方次第で後々の評価が決まってしまうと言ってもいいんじゃないだろうか?
例えば、BURRN!誌の読者人気投票のアルバム部門の歴史を見ると、海外のメタル嗜好とはかなりかけ離れていることがわかる。それは、メタルが細分化されてきた90年代以降からそれが顕著となっていく。それを自慢しちゃうBURRN!も、面白い存在で、その孤高性に惚れ惚れするのだ。
だって、海外でMR.BIGのアルバムがチャンピオンに輝くなんてあり得ないでしょ?
それにしても、2016年新年を飾ったBURRN!2月号は充実してたなぁ。編集者の底力に畏怖の念すらおぼえます。

で、このアルバムが発表されたのは2001年のことなんだけども、その年のAlbum of the Yearを各専門誌などと比較してみると、
   「BURRN!」・・・・・・・ARCH ENEMY 「Wages of Sins」
   「KERRANG!」・・・・・・TOOL 「Lateralus」
   「METAL HAMMER」・・・SYSTEM OF A DOWN 「Toxicity」
   「METAL STORM」・・・・OPETH 「Blackwater Park」
   「METAL KINGDOM」・・・OPETH 「Blackwater Park」
   
サイトについては、年を追うごとに変わる可能性もありますが、ね、十人十色っていうか、メタルとして聴く音楽なんて、人それぞれだってよくわかるし、そもそも定義なんてあったもんじゃない。
何が本質か、っていう話じゃなくって、そんな中でも、このアルバムほど神扱いされることが多いアルバムはない。
なのに、BURRN!読者投票のベスト20圏内にはまったく入ってないし、編集者たちでさえ、このアルバムを取り上げてるのは、奥野先生ただひとりで、それでも11番目にランクさせている。
おっさんはというと、未だに理解し難いところがあるんだが、きっと何か魅力が詰まっているに違いないってことで聴き続けているってだけの話だ。

①The leper affinity から大味なメタルソングが叩きつけられて、グロウルって言うんですか?野獣のようなデスヴォイスが続くと思うと、途中からごくごく普通に唄うパートになるもんだから、ハッとする、曲はもう音の洪水で、DREAM THEATERタイプの技巧派を想わせる。②Bleak は、アラビア音階っぽくもあるんだけど、やっぱ一筋縄ではいかない部分があるね。③Harvestでは、アコギでシャランシャランとほのぼの感を出すんだけど、暗い、平坦な歌声も相俟って、ますます暗い。④The Drapery Falls⑥The funeral portrait なんて、プログレ色が濃いねぇ。⑤Dirge for November の弾き語りが始まると、眠気が襲ってきた、やべぇと思ったのも束の間、爆音の嵐が吹き荒れる、そんな中にも印象的なメロディが鳴り響く。⑦Patterns in the Ivy は、アコギとピアノのインスト曲。⑧Blackwater parkでは、しつこいまでに繰り返されるフレーズに肩がこる。

おっさんの嗜好にはまったくそぐいませんが、凄味を持った音であることは確かだと思います。

もっと聴きこまねばな。
Theme : HR/HM * Genre : 音楽 * Category : レビュー全記事
* Comment : (2) * Trackback : (0) |

* by 某音楽馬鹿
オーペスにも手を出されましたか~。
このバンド、おおざっぱに分けるとゴシック/ゴス系にも分類されてまして、そっちの耐性(別に我慢して聴くようなもんじゃないんですけどね)が無いと苦しいんですよ、気持ちは分かります。

暗い=分かります(笑)、眠い=とても分かります(笑)

残念ながら日本の風土に圧倒的に合わない音楽なんです・・城や古い教会が~って感じで(何)。
ゴス系が日本で人気だった事って一度も無いですから・・。

こういう音楽は聴きすぎると体に良くないんで(笑)ほどほどに。
え、私?、1作目から全部持ってます(笑)。

* by フライヤーズポンタ
仰る通りで、土着の魅力があるんでしょうね。

そこに暮らしてみないとその良さがなかなか伝わってこないっていう。

それでも、音楽を通して想像を掻き立てられるって素晴らしいことですよね。