個別記事の管理2016-03-30 (Wed)
220px-Black_Sabbath_Sabotage.jpg ★★★ 96リマスターJP盤

英国HMバンドの6thアルバム。

前作「Sabbath, Bloody Sabbath」まで上り調子でチャートを駆け上がっていたサバスであったが、このアルバムから転落の憂き目にあい、ついにはリードヴォーカルが脱退するという事態にまで発展する。
そんな岐路のアルバムであるが、聴いてみると音自体は充実している。

オリジナル・サバスの最高傑作は、じゃあ、何だ?って話にもなるかもしれないが、この作品まではどれも引けを取らずにいい出来だと思っている。
ただ、次作「Technical Ecstasy」はおっさんのツボにはまらずにリストラしちゃったし、「Never Say Die」については、聴いてもいない。
そう考えると、オリジナル・サバスの分岐点となったのはやっぱり今作だったんだろう。

2016年、オリジナルもどき・サバスのさよならツアーが世界各地で繰り広げられている。
このツアーのセットリストを見ると、2nd「Paranoid」からのチョイスが多く、今作からの選曲は皆無。
そもそも、再結成後のライブでは、唯一、③Symptom of the universe が選曲されたことがあるみたいだが、インストゥルメンタルとしてプレイしているみたいなので、ヴォーカルが唄ってないとすると、ほとんどやってないに等しい。

バンド自体もヒットしていないアルバムについては、重要視していないみたいだ。

ただ、何度でも言おう。決して悪くない、捨てがたいアルバムだと思います。

ヘヴィーロックンロールとでも言おうか、①Hole in the sky の重々しくもキャッチーな作風は“Paranoid”と同等の破壊力を持つ。②Don't start はこれまでの作品にもあった小曲インスト。そして、ちょっとしたスラッシーなザッキザキなリフで畳み掛ける③、この邪悪ぶりに悶絶。プログレ的陰鬱さで攻める④Megalomania は、9分強もある大作。⑤Thrill of it all は徹底的なヘヴィーさでゆっくりと進んでいくんだが、途中からキーボードで色付けをしていって、場面展開の妙が光る曲だ。⑥Supertzar は合唱団がひたすらコーラスを繰り返すインストソングなんだけど、この荘厳さと言ったら、鼻血ブーですよ。⑧The writ の美しさと言ったら、もう、筆舌に尽くしがたく、Dio Yearsを想起させる様式美です。
Theme : HR/HM * Genre : 音楽 * Category : レビュー全記事
* Comment : (4) * Trackback : (0) |

私は * by グラハムボネ太郎
一曲目をとてもとてもかっこいいと思いますね(笑)
ただ、全体的にはちょっと地味かも。いいアルバムだと思う気持ちに嘘はありませんね

* by フライヤーズポンタ
オジー時代に誇大好奇心を抱かない方の貴重なご感想だと思います。

流石です!!

* by 某音楽馬鹿
サバスに重さだけを求める人はこの作品はどうかと思いますが私は大好きですよ~、今でも時々聴いてます。

ちなみにテクニカル・エクスタシーは評価低いですが、そうとは知らずに昔、聴き倒してました、このアルバムくらいからアイオミさんのギターソロが凄くメロディアスになってくるんですよね。

* by フライヤーズポンタ
某音さん、さすがです。

なるほどねぇ~。
アイオミ先生のギタープレイに注目して各時代を比較しつつ聴くって手段もあったんですねぇ。

畏れ入ります。