2016/06/16

辞めて後悔すんなよな

2016年8月にマイケル・シェンカー・フェストの開催が告知されて久しい。

なんでも、MSGの歴代ヴォーカリスト3人が参加し、「Assault Atack」と「Built to destroy」時のリズム隊が動員されるという神信者にとっては、問答無用で平伏す布陣となっている。

そりゃ、行きたくなっちゃうでしょうに。

で、タイミングよくチケット発売日前に、この名を冠したライブが6月に開催されたSWEDEN ROCK FESTIVALでその全貌を現した。

① Into the Arena
② Attack of the Mad Axeman
(with Gary Barden)
③ Victim of Illusion (with Gary Barden)
④ Rock My Nights Away (with Gary Barden)
⑤ On and On (with Gary Barden)
⑥ Cry for the Nations (with Gary Barden)
⑦ Let Sleeping Dogs Lie (with Gary Barden)
⑧ Armed and Ready (with Gary Barden)
⑨ Coast to Coast
⑩ Desert Song
(with Graham Bonnet)
⑪ Dancer (with Graham Bonnet, McAuley/Barden singing backup)
⑫ Assault Attack (with Graham Bonnet)
⑬ Save Yourself (with Robin McAuley)
⑭ This Is My Heart (with Robin McAuley)
⑮ Shoot Shoot (with Robin McAuley)
⑯ Doctor Doctor (with Robin McAuley)
⑰ Rock Bottom (with Robin McAuley)

なんか、想像してたのと違うなぁ。

これでフェスって言えんのかな?1997年の「Story Live」の方が凄いセトリだったじゃん。

単独じゃなくて、LOUD PARK 16 に出て、SCORPIONSファミリーとして参加した方が面白かったんじゃない?

折角、歴代メンバーが集まってくれてるんだから、今回くらいUFOとSCORPIONSの曲はいらないんじゃない?

まあ、いいや。素直に喜べないなら行くのやめよう。あー、情けない。後悔すんなよな、未来の俺。

figure_nakama_hazure.png
2016/06/14

OZZY OSBOURNE 「Just Say Ozzy」

220px-OzzyOsbourne_-_JustSayOzzy.jpg ★★★ JP盤

89年、「No Rest for the Wicked」USツアーの模様を捉えたミニライブEP。

スタジオ盤では、ボブ・デイズリーがベースを弾いていたが、ツアーにはギーザー・バトラー(B)が参加している。
そう、あのサバスの敏腕ベーシストがオジー・オズボーン(Vo)と行動を共にすることになったのである。
ミニライブ盤とはいえ、絶対に聴いておかなきゃならないライブEPであった。

一聴して、凄いの何のって、鳥肌モンのライブが繰り広げられているのよね。
ギーザーの凄さは言うに及ばず、ザック・ワイルド(G)のギタープレイもスタジオ盤以上の破壊力でもって聴き手を圧倒する凄さ、もう、身震いすること間違いなし。

なんで、こんな凄いライブがリマスター時にコンプリート盤にならなかったのかが不思議なくらいだ。
将来、コンプリート盤としてリイシューされることを望まずにはいられないライブだ。

実際のライブでのセトリは、

① I Don't Know
② Flying High Again
③ Mr. Crowley
③ Shot in the Dark
② Bloodbath in Paradise
⑤ Sweet Leaf
⑥ War Pigs
④ Tattooed Dancer
① Miracle Man
⑩ Suicide Solution
⑪ Iron Man
⑫ Crazy Train
⑬ Paranoid              となっている。


特に、ライブEPに収録された⑤から⑥へと流れる展開は鳥肌ものだし、⑥はオリジナルサバスより破壊力抜群だ。

最強のオジーバンドのコンプリート盤、あなたは聴きたくないですか?
2016/06/12

OZZY OSBOURNE 「The Ultimate Sin」

220px-The_ultimate_sin.jpg  JP盤

HMの帝王による4thアルバム。

ギターヒーロー発掘人がランディ・ローズ亡きあと、抜擢したのはROUGH CUTTに在籍していたジェイク・リー(G)。母系に日本人の血が流れるアメリカ人ギタリストである。

ジョージ・リンチなのか、ブラッド・ギルスなのか、けっこう候補がいたみたいだが、ジェイクに白羽の矢があたり、「Speak of the Devil」ツアーをブラッドの後任として一緒にまわった後、第一弾アルバムとして「Bark at the Moon」が発表されたわけだ。

そして、今作が第二弾にあたるわけだが、世間評では「Bark at the Moon」を好むリスナーが多いような気がする。

実は、おっさんはどっちもあまりしっくりこない。どちらかと言えば、今作の方が好きだ。
ジェイクは実にいい仕事をしている。だけど、音楽そのものが苦手なんだな。

「Bark at the Moon」でアメリカ市場を意識した作風へとなっていき、今作でさらにアメリカンナイズされたPOP系となってしまったというのが通例みたいなんだが、前作では、タイトル曲と“Centre of eternity”以外はモロ、アメリカを意識してません?
そして、その2曲の出来がずば抜けていて、それ以外の曲は帝王にはミスマッチのチグハグなアメリカンに思えて、どうも違和感を覚えてならなかったんです、ハイ。
正直、曲がつまんなかったから、リストラしてしまった。

今作のデモテープではボブ・デイズリージミー・デグラッソがプレイしていたらしいが、本チャンではフィル・スーザン(B)ランディ・カスティロ(Drs)がプレイしている。
不安定なバンドメンバーなど、作曲環境はすこぶる良くなかったんだろう、オジー・オズボーン(Vo)自身も大っ嫌いなアルバムらしいんだよね。

じゃあ、今作の何に魅力を感じるかっていう話なんだけど、なんだろね?

ドラムマーチで始まる①The ultimate sin、音は軽いが曲自体はズッシリ、ドッシリしてて充分HMですよ。明るい疾走感のある②Secret loser、コーラスが安っぽいんだよなぁ、曲展開を追っていくとけっこうHMしてるよ。④Thank god for the bombの軽さはきっとラジオ向けで、ちょっとなぁ。⑤Neverは、ジェイクのギターリックが冴えわたる曲だ。⑥Lightning strikesはタイプでいえば、①と同等だろう。ギターのアルペジオと美しいキーボードの音に身を委ねることとなる⑦Killer of giants、綺麗な曲ですよ。⑨Shot in the dark は、フィルが前身バンドで書き溜めていた曲だったようで、これがオジーの代表曲になるなんて皮肉なもんですよね。

決してヘヴィローテーションに選ばれないアルバムなんだけど、前作をリストラしちまったおっさんとしては、ジェイクの痕跡をどうしても残しておきたいんだよねぇ、っていうアルバムです。
2016/06/09

PRIMAL FEAR at CLUB QUATTRO 2016

行ってきました、2016/06/07、渋谷クラブクアトロ。

無性に行きたくなった。
きっかけは、GAMMA RAY25周年アニヴァーサリーエディションで復刻された「Heading for the East」ライブ盤だ。
だって、ラルフ・シーパース(Vo) のライブにおける歌唱が見事だったんだもん、生で聴いてみたくなるじゃん。
ACCEPTがほんのちょっとの休みに入っているので、尚更観たかったっていうのもあります。

それまでは、PRIMAL FEARなんて聴いたことなかったんだけど、急いで全アルバムを入手し、この日に備えた。
まあ、11枚だからそんなに苦労しなかったが、ここまで追いかけたバンドはおっさんにとっては初体験だな。
今現在の現役バンドに限るけど、全スタジオアルバムが手元にあるのはなんと、PRIMAL FEARであるとはビックリ。

PRIMAL FEARにとって、来日はこれで5回目となるらしい。
2nd「Jaws of Death」で初来日(1999)、6th「Seven Seals」で2回目(2006)、7th「New Religion」で連続となる3回目(2007)、10th「Delivering the Black」で4回目(2014)、で、今回2年ぶりだから、そんなにレアでもないし、コンスタントでもないね。

鋼鉄音の渦に身を委ねるべく、期待を胸に会場へと向かう。

PA0_0000201606081.jpg

これじゃ、会場が狭いよね。垂れ幕がPRIMALしか見えないじゃん。
日本での人気ってどうなんだろ?
身動きがとれないほどの満員ではなかったが、8割がたは埋まってたかな?500~600くらいは入ってたのかな?

クアトロは初めてなもんで、クアトロ名物の柱が気になってたが、言われるほど邪魔に感じない。
無いに越したことはないが、場所を選んで陣取れば問題ないでしょ。

それまで流れていたメタルBGMが開演定刻前に大音量となって、“Rock and roll”が流れると、開演の合図らしい。
IRON MAIDENの“Doctor doctor”といい、この人たちにはもうちょっとふさわしいメタルソングがあると思うんだが...。
まあ、誰もが知ってる曲ってことがあるし、古い方が版権使用料とかが時効になってたりするんだろうか?

会場が暗転して、4th「Black Sun」の冒頭を飾った“Countdown to Insanity”がテープで流れるとショウのスタートだ。

1曲目は①Final Embrace、完全後追いのおっさんとしてみれば、新作「Rulebreaker」からの曲がよかったんだけど。でも、会場は大盛り上がり。
ドでかいドイツ人部隊にはちょっとステージが狭いよね。各々ぶつからないように演奏してる姿が何ともやりきれません。
もっと、人気があってもいいのにね。

そして、新作から②In Metal We Trust、おっさんもはっちゃけますぅーーーー!!

③Angel in Black

ここまで音量が小さかったのが気になったが、④Rulebreakerくらいから大音量となり、高音はよく聴こえるが、低音は割れちゃってダメだな。いいの、いいの、これがメタルさ。

⑤Sign of Fear

北米ツアーでは外されていたので、期待していなかったが、大味曲⑥Seven Sealsがスタート。
いやぁー良かった。これが聴けるのと聴けないでは大違いな感想になってましたよ。
日本を欧州ツアーと同等に捉えてくれてありがとうね。

余韻にしたる間もなくここでドラムソロ。
ちょっと早いな~なんて思ったが、これがけっこうカッコいい。派手な大技ひけらかしとは違い、コンパクトにドッカンドッカンとやってくれて凄く聞惚れました。

ドラムソロからの⑦Angels of Mercy⑧The End Is Near の流れは最高だね。メタル野郎の気持ちがよくわかってらっしゃる。

⑨Rollercoaster

⑩The Sky Is Burning
のイントロでアレックス・ベイロット(G)がちょっとしたソロをプレイするんだけど、ここで気づきました。
この人、ネイルを黒のマニキュアで染めてんのね。もしかして、あっちの人じゃないよね?いやいや、きっと爪を保護する目的なんでしょうよ。

⑪Nuclear Fire
⑫When Death Comes Knocking
⑬Chainbreaker
⑭Metal Is Forever
ここで、本編終了。時計は20時20分を指してたような記憶が。


アンコール1曲目の⑮Fighting the Darkness 終盤にマット・シナー(B)がステージ中央で仁王立ちになって楽器陣を先導する形でバンドアンサンブルコーナーへ突入。これがまたカッコいい。堪能した後に曲に戻るって、これこそメタルだよーーーー。

最後は⑯Running in the Dustでした。

時計は20時35分くらいだったな。1時間30分ですか、うーーーん。
数字では短いが、その場にいると、不思議と短さをまったく感じさせないエネルギッシュに満ちたライブでした。

KC3H0002201606082.jpg

大きな会場でできない日本の現状にどう思ってるのかは知る由もありませんが、メンバーは終始笑顔で思いっ切りメタルをプレイしてくれました。

さあ、みんなで叫ぼう。 Metal is foreverぁーーーーーーーーー!!
2016/06/05

M. S. G. 「One Night at Budokan」

220px-One_Night_at_Budokan.jpg ★★ 01リマスターJP盤

81年8月、武道館でのライブ音源。

おっさんは当然、後追い世代なもんで、この場にいたわけではありません。

MSG」が世に出るのは、81年9月のことなので、新作発表直前に行われたライブということになる。

D1
① Intro
② Armed and Ready
③ Cry for the Nations
④ Attack of the Mad Axeman
⑤ But I Want More
⑥ Victim of Illusion
⑦ Into the Arena

D2
① On and On
② Never Trust a Stranger
③ Let Sleeping Dogs Lie
④ Tales of Mystery
⑤ Cozy Powell Drum Solo
⑥ Courvoisier Concerto
⑦ Lost Horizons
⑧ Doctor Doctor
⑨ Are You Ready to Rock


新作より選曲されたのは、D1-④Attack of the mad axemanD1-⑤But I want moreD2-②Never trust a strangerD2-③Let sleeping dogs lieD2-⑨Are you ready to rockの5曲である。
まだ発表前からの新曲を5曲も披露するなんて、けっこう大胆なことをしている。
当時の日本のオーディエンスもついていくのが必死だったろうに。

このリマスター盤が出た時の触れ込みとして、コージー・パウエル(Drs)のドラムソロを収録したコンプリート盤としてリイシューしたということだった。

実は、おっさんはコージーの凄さってそんなに理解があるわけではない。だから、ついに収録って言われても、「フーン」としか思えないんだけど、だからこそ、自分の耳で聴いてみたくなるというわけだ。

聴いてみても、「どこが?」って思っちゃいました。
コージーのソロ作「Over the Top」や「Octopuss」を聴いたことがないので尚更かもしれない。
この時のコージーは風邪をこじらせて、さらに、軽い食中毒もあったと伝え聞くが、それでも鬼気迫るものが微塵も感じられない。
おっさんとしては、ジェフ・ベックと一緒にやってたコージーの方が圧倒的にすげぇーなって思えちゃうのよね。
単純に聴く耳が陳腐なのかもしれませんが...。

そうは言っても、マイケル・シェンカー(G)のギタープレイは神そのものだし、ゲイリー・バーデン(Vo)の歌唱も言うほど悪くないかなって、感じです。
特筆すべきは、クリス・グレン(B)のベース音がズンズン唸ってて、これまた聴きごたえ充分です。