2016/07/23

KANSAS 「Point of Know Return」

220px-Kansas_-_Point_of_Know_Return.jpg ★★★ JP盤

米国産プログレバンドの5thアルバム。

2nd「Song for America」から続いたプロデューサーのジェフ・グリックスマンとの蜜月はここで終わることになる。

ここまで成長させてくれたジェフに感謝しつつ、完成されたバンドの姿をこのアルバムで示すことができ、今後は自分たちの力だけでやっていこうという感じだったのだろうか?ただの推測ですけどね。

前作「Leftoverture」までは音の洪水と呼ぶにふさわしい心躍らすプレグレ曲で形作られてきたものの、とっつきにくい要素は皆無で聴き疲れないキャッチーな作風であった。
ここでもプレイは相変わらずテクニカルで、大幅に変わったことはなく、強いてあげるなら、歌メロを重視してさらに大衆受けするような感じになったのであろうか。

さらに、今までになくキーボードとヴァイオリンが楽器アンサンブルの主役を握っており、ギターの音が聴こえてこない曲すら見受けられる。その辺はリマスター盤で聴こえてきてるのかは確認してないんで、不明ですが...。

アルバムタイトル曲の①Point of know returnで除幕、なんともさわやかな曲だ、キーボードがメロディを奏で、ヴァイオリンが味をつける、ギターはどこだ?②Paradoxでのインストパートになると複雑な曲展開となって今までと何ら変わらないKANSASに安心、ギターのソロパートもしっかりあったけど今までのように主役になることはなさそうだ。③The spider のテクニカルなイントロに悶絶、いつになったら歌メロが入んのかと固唾を飲んで待っていると④Portrait が厳かにスタート、インスト曲だったのね。チャペルでオルガンの音を聴いているような錯覚に陥る⑤Closet chronicles、シンセの音が雄大さを演出する、中盤のインストパートでは音楽のショッピングモール状態でいかにものプログレだ。⑥Lightning's hand、あー、やっとギターが主役の曲がキターーーー、と思ったんだけどそんなに自己主張が激しいものじゃないのねん。⑦Dust in the wind はコメント不要ですよね。⑧Sparks of the tempestでは、スティーヴ・ウォルシュロビー・スタインハルトが交互にヴォーカルをとるところがカッコいい。⑨Nobody's homeは完全に歌モノだね、アメリカン歌謡曲って言っても通じるんじゃね?最後はプログレ大作⑩Hopelessly human