個別記事の管理2016-09-21 (Wed)
220px-Iron_Maiden_-_Fear_Of_The_Dark.jpg ★★ JP盤

英国HMバンドの9thアルバム

メイデンというバンドは着実に躍進を遂げていったバンドだとつくづく思うのよね。

衝撃的なデビューアルバムとなった「Iron Maiden」。
ヴォーカル変更後に起きた超新星誕生の瞬間となった3rd「The Number of the Beast」。
大作主義を打ち出して他の追随を許さずに突き進むこととなる5th「Powerslave」。
コンセプトだって作る技術を持ち合わせることを高らかに宣言し、頂点を極めた7th「Seventh Son of a Seventh Son」。

そして、このアルバムこそが大躍進を果たしたマスターピースであったと個人的に思っとるわけです。

時代はまだHMに寛容であったし、多様化への潮流が渦を巻き始めつつあったものの、HM全盛時代に変わりはなかった。
そこで、メイデンが取った手法はMVだったんじゃないだろうか?
アメリカンナイズとは意味が違う大衆受けへの歩み寄りだと勝手に思ってます。

ただ、MVを何本作ったかって覚えてないんだけど、シングルカットされたのが12曲中3曲しかないんだから3本しかないはずなんだよね。
ぜんぜん、戦略的にMVを使ってないじゃんって突っ込まれそうですが、その中の1本⑥Wasting love のビデオがやたら強烈に印象に残っとるわけです。



このビデオが功を奏したかどうかは別として、このアルバムで新たなファン層を開拓したことは間違いありません。

アルバム全体が何かこう、アグレッシヴさを剥ぎ取られた小奇麗なメイデンの音になってるんですよねぇ。
すごく品行方正の丁寧な作りになっていると思います。
また、ちょっと曲数も多かったかな?アルバムそのものは60分弱なんで疲れるっていう印象にはならないはずなんですが...。
そうは言っても、メイデンはメイデン以下でも以上でもないんで、曲はメイデンそのものですから、その点は誤解のなきよう。

メイデンの法則に則って、1曲目①Be quick or be dead はファストソング、イントロで聴けるブルース・ディッキンソン(Vo) のスクリームは珍しいな。②From here to eternityでのコーラスは全員参加型なのでライブにはもってこいの曲。③Afraid to shoot strangers はアンチ戦争ソング、この頃、湾岸戦争からクロアチア紛争と各地で大きな戦争があった時代でしたな。バラードというにはHM寄りの曲なんだけど、⑥Wasting love はメイデン初のパワーバラードだそうです、本当かな?バラードが6分弱もあっちゃいかんでしょ、どちらかというと、“Children of the damned”にタイプ的には近いような気がするんだけど...。⑧Chains of miseryにも全員参加型コーラスがあるんだけど、なぜか、ライブで披露されたことはない。⑫Fear of the dark は“Hallowed be thy name”と並ぶ超強力HMアンセム、知らない人はいないでしょ?

このアルバムを最後にプロデューサーのマーチン・バーチとのコラボが終了する。
そして、バーチはそのまま引退しました。
終わったから引退したのか、引退したから終わったのかは知りません。

で、誰も予想しえなかったことだが、このアルバムを最後にブルースが脱退することになります。大事件ですよ、大事件!!
Theme : HR/HM * Genre : 音楽 * Category : レビュー全記事
* Comment : (2) * Trackback : (0) |

* by 某音楽馬鹿
この曲のPVってあったんですね~。
存在自体知りませんでした、メイデンにしてはかっこいいオシャレなPVで・・・。

何より長髪時代のブルースさんがお猿っぽくないし!。

存在を知らなかったというのも四国の田舎ではこういうゴリゴリのメタルバンドのPVは流れなくて・・・(泣)。

そういえばコレの後脱退したんですよね~、当時はびっくりでした。

* by フライヤーズポンタ
小生も首都圏にしては豚臭いド田舎に住んでおりましたが、地方局のローカル番組に、なんと伊藤セイソク先生の番組が夕方生放送と深夜にありまして、そこでPVをチェックできたんですよねぇ。

たぶん、こういった環境がなかったら、高校生だった小生はメタル道に絶対誘われていません。

未だに深夜の番組は続いてるんだから、メタルファンは絶対枯渇しません。