個別記事の管理2016-10-01 (Sat)
Mötley_Crüe_album_cover_art ★★★ JP盤

アメリカンHRバンドの6thアルバム。

まあ、重要人物の脱退劇なんてよくあることだが、ヴィンス・ニールが抜けて新たにジョン・コラビ(Vo)を迎えての最新作となったのがこのアルバムだ。

発表前のインタビューでメンバーが語っていた時のキーワードは、すごくブルージーということだったように記憶します。
ジョンのしゃがれた唄い方からもブルーズソングにはよく合う声質だったに違いない。

ただ、ふたを開けてみると、「モトリーよ!!お前もか!!」って生意気な口を訊くほど音楽に精通しているわけじゃないんだが、この時代を象徴する出来事がすべて詰まっているかのようなアルバムとなっていました。

時代は、誰もがどんどん暗く、重く、よりヘヴィーにとの合言葉があるかのような風潮がはびこっていた。
そう、これは流行というものではなく、ある種の風のようなものだった。

メタルの細分化が進み、後輩たちが生み出すハードコア的なものを目の当たりにしたアーチストたちがこぞって影響を受けて、自分の作曲活動にモロに反映させていくわけだ。

それをヘアメタル連中がやるから世間は尚更に衝撃を受けたのだ。
ラブバラードを甘く唄っていた人が急に破壊的になったら、誰だってビックリしちゃうでしょ?

そんな風潮を否定する人たちも多かったが、おっさんとしてはなぜかこのアルバムが大好物だった。
過去のアルバムを聴いてみればおわかりいただけると思うんだが、モトリーって、けっこう音作りに関しては凄くヘヴィーだったんだよなぁ。そんなことない?

確かにダークではあるんだが、ジョンもすごくマッチしてるし、ヴィンスが脱退しなかったら存在しなかった歴史がここに刻まれてると思います。

ズッシリと重いリズムとしゃがれたジョンの歌声に衝撃を受ける①Power to the music、すっかりバンドの様相が変わってしまった。ミドルテンポで終始重々しさを強調した②Uncle jack にあなたは耐えられるか?歌メロはやや明るいものの、歪ませきった③Hooligan's holiday、声を絞り出すように唄うジョン、魅力が滲み出てると思いますけどね。④Misunderstoodでは、シタールやマンドリンなどを多用し、オーケストラの演奏もあるという突然作風が変わったかのような曲で前半ほっこりさせておきながら、激烈パートへと突入する様はカッコいいと思いますよ、バッキングにグレン・ヒューズが参加してるらしいです。⑤Loveshine はアコースティックソング。⑧Til death do us part を聴きゃわかるんだけど、テンポが遅いとさらに重さが強調される典型例だと思うな。⑫Driftawayが唯一、バラードって呼べる曲かな。⑬Hypnotized は、発売当初の邦盤ボーナス。

ね、Heavy一辺倒じゃないでしょ?
Theme : HR/HM * Genre : 音楽 * Category : レビュー全記事
* Comment : (2) * Trackback : (0) |

* by 某音楽馬鹿
当時は散々言われてましたね(笑)。
確かに重いアルバムだし、流行に流されたっていう人の気持ちは分かりますが、看板Voさんが脱退して心機一転して新作出すのにいい加減なアルバムを作る訳が無いと思うんですよ。
私も最初は「うわぁ・・・」ってなりましたが、リズムセクションはかっこいいし、楽曲も練られてて好きな作品になりました。

ジョン・コラビさんは前のバンドのスクリームやソロも含めて一番いいメロディを歌ってると思います。


* by フライヤーズポンタ
やっぱ、ニッキー・シックスって、センスいいんだなってつくづく実感したアルバムでしたよ。

モトリー以外は追ってないんですけどね。