2016/10/22

METALLICA 「Master of Puppets」

220px-Metallica_-_Master_of_Puppets_cover.jpg ★★★ JP盤

スラッシュ四天王の3rdアルバム。

おっさんは、“One”のMVで出会ってから追いかけたもんで、この名盤をリアルタイムで経験していない。
でも、このアルバムが名盤であるということは歴史的背景を見てもその妥当性はよくわかる。

そもそも、アンダーグラウンドでファンを獲得していたスラッシュ勢が日本で市民権を得たのはどのタイミングだったのだろうか?
それは、言うまでもなくこのアルバムからなんだろう。
BURRN!もExclusive Interviewで大きく取り上げ、同年の初来日の記事で表紙に抜擢するほどの応援ぶりだった。
これまでヴェテラン勢とNWOBHM勢とLAメタル勢しか表紙にしてこなかったことを考えると、スラッシュ勢の先陣を切ってそれを成し遂げたMETALLICAはやっぱり開拓者なんだろう。
そんなメディアのフォローもあって、このアルバムが86年BURRN!読者人気投票アルバム部門でチャンピオンに輝いているのである。

だからこそ、猪突猛進でメタル一辺倒のアルバムでも名盤として認知されるのである。
1曲1曲のインパクトと破壊力はハンパない。
緩急を織り交ぜたメタル魂みたいなものがここにはある。

スラッシュの名盤というような細分化をするのはやめよう。ヘヴィーメタル、Heavy Metalなんだ。
メタル界に渾然と輝く歴史的名盤がこれなんだ。

しっとりとしたギターフレーズから怒涛のバンドアンサンブルに入る①Battery、この緩急が堪らんのだ。パワーコードで突き進むリフを持つ②Master of puppets、途中からバンドシンフォニーのような音でまたしっとりやってみせる、ニクイね。③The thing that should not be は終始ミドルテンポで重々しい曲だ。④Welcome home はドラマ性に溢れ、この手のタイプの曲が将来のMETALLICAの色を象徴しているような気がする。すべての楽器でアグレッシヴさを前面に出してくるイントロを持つ⑤Disposable heroes、リズムの速いファストチューンで、ライブで盛り上がること間違いなしの曲構成となっている。⑦Orionは今は亡きクリフ・バートン(B)のベースプレイに焦点を当てたインストソングで、決してベースソロをひけらかしているわけではない、むしろギターの方が目立ってます。⑧Damage, Inc.はリフカッティングの力強さが強調された疾走ソングで、ギターソロも速ぇーのなんのって。