個別記事の管理2016-07-02 (Sat)
220px-Aerosmith_-_Permanent_Vacation.jpg ★★★ US盤

アメリカンHRバンドの9thアルバム。

今でこそ、伝説のスーパーバンドになってしまったわけだが、彼らにも紆余曲折の時代があったわけだ。
そして、2017年のフェアウェルツアーをもってして幕を閉じるそうだ。

第一期黄金時代を築き上げて、6th「Night in the Ruts」で空中分解、ギタリスト2名がバンドを離れるという事態にまで発展した。
新たにギタリストを参加させてバンド活動を続けたものの、オリジナルには敵わないという憂目にあった。
そして、オリジナルに戻ってからの第一弾として、前作「Done with Mirrors」があるわけだが、ツアーでこそ話題になったんだろうが、復活アルバム自体は地味な結果に終わった。
前作は、AEROSMITHらしさは充分感じられたものの、煌びやかさがなかったのは事実だろう。

その反省を踏まえてなのだろうか、復活作第二弾として放たれたのがこのアルバムだ。
BON JOVI「Slippery When Wet」で世界的なヒットアルバムを手掛けたブルース・フェアバーンをプロデューサーに迎え、外部ライターも起用するという禁じ手のようなものをやってのけて、完全にヒット作狙いに打って出た。
MTV全盛時代となり、MVが頻繁にお茶の間に流れるという時代背景も味方に付けて、見事に第二期黄金時代を築いていくこととなった。

当時、70年代のエアロをまったく知らないおっさんとしては、こういった音楽に夢中になるのは必然だった。
第一期黄金時代がすべての先輩方はきっと、戸惑ったに違いない。

ヒット作重視とは言ったものの、アルバム全体の流れや空気はけっこう考えられた作りであって、まとまり感は見事だと思いますけどね。

①Heart's done time、クジラ(?)の鳴き声からギターのフィードバック音、そして、スティーヴン・タイラー(Vo)の「ワキャギャキャガガガッガガーーーー」という雄叫び、一発でノックアウトでっせ、野獣伝説第二幕の幕開けです。③Rag dollでは、ジョーペリー(G)がペダルスチールギターで不思議な音色を響きだしてます、ホーンセクションもあり。ホーンセクションありきの⑤Dude、これがなかったら、このアルバムのヒットはなかったね、ライブで音を作るのは凄く難しい曲なんだけど、キーボードを使ってコーラスもサンプラーで音作ってライブ終盤に必ずやる曲となりました、だから、ステージ狭しと走り回るスティーヴンがコーラスに間に合わず、マイクに誰もいないのにコーラスが響いているという間抜けな場面を何度となく目撃したもんね。スティーヴンのペンによる⑥St. John、指ぱっちんでリズムをとるミュージカル映画のような曲構成で今までにないタイプの曲だ。土埃が似合いそうなブルージーでカントリー調の⑦Hangman jury、ハーモニカとアコギがいい味出してます、スティーヴンがソロでカントリーをやるのも頷けるでしょ!? 唯一、外部ライターの入ってないスティーヴンジョーの共作⑧Girl keeps coming apart、それでも、ホーンセクションなど装飾はいっぱいあります。古参のファンから大顰蹙を買った⑨Angel はベタなバラードです、あまりライブでプレイすることはありませんが、本人たちはけっこう気に入ってんじゃないだろうか。⑩Permanent vacationブラッド・ウィットフォード(G)スティーヴンの共作、リズムギターがカッコいいよ。⑪I'm downはTHE BEATLESのカヴァー。⑫The movie は、エピローグ的な効果音曲で、意味不明な日本語が聞けます。
Theme : HR/HM * Genre : 音楽 * Category : レビュー全記事
* Comment : (3) * Trackback : (0) |

* by 某音楽馬鹿
このアルバムは一番聴いたかもしれません。
みんながポップになってダメとか言ってましたが、80年代に初めて聴いたエアロがこのアルバムです。

結局80年代的な音が好きなんだと思います。

ホーン・セクションも入ってR&B色が実は強いんですが、曲は良いのが揃ってると思います。
特にエンジェルは「超」大好きです。

売れたなぁ * by グラハムボネ太郎
実際の枚数ではなく、話題という意味で。
このアルバムが失敗してたら今のエアロスミスは無いかもな位、エアロスミス史上の分岐点アルバムですね。良くも悪くも(笑)

* by フライヤーズポンタ
このバンドを初めて見たときの衝撃と言ったら、ねぇ。

スティーヴンのあの口にやられちゃった人も多かったはず。

コメント







管理者にだけ表示を許可する