個別記事の管理2016-08-20 (Sat)
AngelOfRetributionJPG.jpg ★★★★ JP盤

英国HMバンドの15thアルバム。

こんな復活劇を誰が予想しただろう。

今から遡れば、12th「Painkiller」という多くのメタラーが認める名盤を出して、HM界のメタルゴッドとしてその存在が神格化されて王者の座をゆるぎないものにしていた時期に大事件が起きた。
絶対的フロントマンであるロブ・ハルフォード(Vo) の脱退である。

IRON MAIDENブルース・ディッキンソンも同じように脱退してメタル界を騒がせたわけだが、ほぼ同時期に発生したメタル界の大事件だったのである。

そして、両人とも結局は元のさやに納まることになり、そのきっかけを作ったのは偶然なのか、必然だったのか、メタル再生請負人たる異名を持つロイ・Z だったというのもまるで、プロレス団体の作家さんが描くバトルドラマのような出来事であった。

メタル暗黒時代を経てのロブ復帰第一弾がこのアルバムである。

昔の栄光の焼き直しなどではない。
当然、過去の自分たちをリスペクトしつつ、今を生きることを証明する音がそこかしこに存在する。完全に攻めの姿勢なのである。
特にギタリスト二人のプレイは奥行きが広がり、「俺たちこそがHMの権化だ!!」って叫びつつ精魂込めて全身全霊でメタル方程式を構築していくかのような気概に満ち溢れている。

ロブが戻ってきてくれたという嬉しさのあまり、オーバーな物言いかもしれない。
けど、しかし、この嬉しさをバンドと共有してメタルの激流でラフティングでもして身を投げ出そうではないか。

珠玉の2nd「Sad Wings of Destiny」の開幕を告げるかのようなフェードインからロブのスクリーム、怒涛のHM、①Judas rising、ウェルカムバック・プリースト!!ツインリードギターがプリーストそのものの②Deal with the devil、唯一、作曲クレジットにロイの名がある、プリーストはこうでなくっちゃー、なんて言いつつ作ったかのようなメタルアンセムだ。どこかサイケ風味が感じられる③Revolution、それでいて音作りは今風に重い。ミドルテンポの④Worth fighting forで一休み。⑤Demonizer はジャッキジャキのリズムが身体に刻みつけられるかのような痛さがあって、ツーバスドカドカのけたたましいドラミングに注目。⑥Wheels of fire はキャッチーなコーラスのあるアリーナロック風HMだ。キターーーーー!!⑦Angel、イントロのアルペジオを聴いただけで涙腺が緩む。ロブの歌唱に酔いしれる⑨Eulogyから大作⑩Lochnessの流れは完璧で、プリースト版様式美がここに復活。
Theme : HR/HM * Genre : 音楽 * Category : レビュー全記事
* Comment : (2) * Trackback : (0) |

* by 某音楽馬鹿
このアルバムが出た時には私も嬉しくてライヴに行ったくらいです。
昔のプリーストっぽい所とリッパーさんが歌っても違和感が無い楽曲がバランス良く入ってますね。

ロブさんの復帰で世界中が喜んだ反面、リッパーさんの時も良い作品出してたんで、時々は思い出してあげて下さい。

https://www.youtube.com/watch?v=Wwp3CPLOa9Y

* by フライヤーズポンタ
リッパー、悪くなかったですよ。

ただ、リッパー加入第二弾目はダメでした。
なので、ロブ復帰をメッサ喜んだんですぅ~。

コメント







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