個別記事の管理2016-12-03 (Sat)
Skidrow-slavecover.jpg ★★★★★ JP盤

アメリカンHRバンドの2ndアルバム

いやぁー、この時代は本当に良かった。
何が良かったって、どんなバンドでもアルバム出しゃ、それなりに良質なアルバムでそこそこ売れる。
っていうのは大袈裟な話なんだが、それでもいいアルバムはたくさんあったわけで。

だって、これ2ndアルバムよ。
まあ、デビュー時から只者ではなかったんだが、こんなにも化けるなんて誰が予想してました?
これが全米No.1アルバムになった時なんか、あのマサ・伊藤先生自身が一番驚いてたもん。
バンドメンバーだって、きっと信じられなかったんだろうなぁ。

ただ、今思い起こすと、ツアーはメタル業界はこの先も潤っていくんですけど、アルバムの質がこの作品を境にというか、このヒット作が終わりの始まりだったような気がするんだなぁ。

このアルバムが発表されたのは6月で、METALLICA「Meatallica」が8月、GUNS N' ROSES「Use Your Illusion」が9月で、その一週間後にトンデモないアルバムが登場する。
それが、NIRVANA「Nevermind」である。

一気に流れが変わっちゃったんだよなぁ。そして、良くも悪くもメタル暗黒時代がこの数年先に訪れるという激変の時代のきっかけみたいなのが「Nevermind」だったんだよねぇ。
おっさんはただのメタル愛好者であって、専門家じゃないから、そういう先生たちからしたら、違う見方なのかもしれないが、今思い起こせばってことで、ひとつ...。

余談はこれくらいにして、SKIDSは本当に一皮剥けた、どころか、大いに化けた。
デビュー時は甘いヘアメタルだったが、今作は正真正銘のHMだ。メタルだよ、メタル
大味なアメリカンHRはそのままに、メタル度が増して王者の風格のようなものを漂わせる。新人に毛の生えたような存在がここまでになるとは、どんなマジックを使えばこうなるんだ?
この後のヴォーカル解雇でバンドそのものがブラックホールに吸い込まれる事態となるのが勿体ないと思わせる名盤がこれなんです。

ソフトタッチでギターを鳴らしながら囁くようにしゃべってると思いきや、ドラムカウントの合図でスクリーム、そこから重金属リズムとともに腹底から絞り出すハイトーンボイス、テンポチェンジもあってこりゃメタル以外の何物でもない①Monkey businessにまず圧倒されます。③The threatでは、クールなリフをツインギターで掻き鳴らしてメタル度満点。④Quicksand Jesus、おー、今度はパワーバラードですかい。ベースが引っ張る⑤Psycho loveは唯一、レイチェル・ボラン(B) がひとりで書いた曲。甘いバラード⑨In a darkened roomのような曲も忘れない。⑩Riot act はメタルとパンクが融合したような曲だ。⑪Mudkicker はネットリとした重々しさが身体にまとわりつく。⑫Wasted timeでは、セバスチャン・バック(Vo) がしんみりと聴かせてくれます。⑬Beggar's dayは日本盤ボーナス。


Theme : HR/HM * Genre : 音楽 * Category : レビュー全記事
* Comment : (2) * Trackback : (0) |

* by 某音楽馬鹿
スキッド・ロウは1作目とこの2作目は全然雰囲気が違いますが、どちらが好きか選べないくらい2枚とも大好きです。

ハードな曲もバラードも良いのが揃ってて、こういうのをデビューして2枚続けて出したらそりゃその後困るわな~って思います。

確かにこの時期はメタル全盛時代で他にも良い作品が沢山出ましたよね、この2016年もメタリカとボン・ジョヴィが同じ年に作品出して他ジャンルも入れると相当豪華な年だったんですが、そんなにわくわくしないのは歳とったからでしょうか?。

* by フライヤーズポンタ
80年代後半のあのワクワク・ドキドキ感はどこいっちゃったんでしょうね?

情報がいとも簡単に手に入る時代になっちゃったからでしょうかね。
だって、METALLICAの新譜買わずとも全曲PVからかっぱらってCD1枚に焼いちゃえば済むもんね。

超大物はやることがデカいですな。

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