個別記事の管理2017-01-25 (Wed)
220px-Jeffbeckgroupalbum.jpg ★★★ JP盤

通称「オレンジアルバム」として知られる第二期JEFF BECK GROUPの第二弾アルバム。

前作「Rough and Ready」はセルフプロデュースで制作されたが、今回はインストR&B、ファンク/ソウルバンドとして有名なBOOKER T. & THE M.G.'sのギタリストであるスティーヴ・クロッパーをプロデューサーとして雇っている。
このことからもジェフの本気度がわかるってなもんだ。

そうは言っても、全9曲中5曲がカヴァーソングという異色作でもある。
そんなアルバムなのに、今作をJEFF BECK GROUPの最高傑作として挙げる人も少なからずいるはずである。
それは、なぜか? わかりません。 ご自身の耳でお確かめください。 としか言いようがない。

一聴するに、美しいという言葉が浮かび上がります。

カヴァーだらけのアルバムとはいえ、それらを自分のものとして消化しきっている音がここで聴けるんだなぁ。
この後にBB&Aというジェフのやりたかったバンドの夢が叶い、道草を食うものの、その後やってくるフュージョン路線の布石がこのアルバムで既にやっているのである。

ただ面白いことに、このアルバムを高く評価する傾向にあるのはもしかしたら日本だけかもしれないってことだ。
おっさんも日本人としてこのアルバムの凄さを日本人に教えてもらったんで、好きなアルバムとしてお気に入り度も当然高くなる。
おそらく、欧米人のお気に入りは圧倒的に第一期の方みたいだ。

それは否ことを仰せになりますな、親方様。
だって、「Blow by Blow」のセールスは欧米でこそ高いじゃないですか。このアルバムは「Blow by Blow」のプロローグみたいなもんでっせ。
え!?白人以外がロックをやるな!!って? オイオイ、冗談はここまでにしましょう。

曲調は前作とほぼ変わることがないんだけど、プロデューサーを起用したことで、より実験的になってきたところもあるかなって感じです。

③Tonight I'll be staying here with youボブ・ディランのカヴァーなんだけど、オリジナルを聴いたことないから比較しようがないな、けっこうムーディーに仕上がってますけどね、ジェフが奏でるギター音は彼独特のもので、カモメが咽び鳴くって絶対あり得ないんだけど、そんなことができるならこんな表現もできるっていう唯一無二の凄さですね。④Sugar caneはプロデューサーのスティーヴとのコラボ作なんですけど、唄ってるのはボブ・テンチ(Vo) じゃなさそうだな、スティーヴジェフってことはないでしょ?⑤I can't give back the love I feel for youもカヴァーで、元ネタには歌メロもあるんですけど、それをギターで唄っちゃってます。⑥Going down はアメリカンサウザンドロックのカヴァーで前作に入っててもおかしくないよね、リズミカルに繰り返されるベースリズムが腹に響く。⑦I got to have a songスティーヴィー・ワンダーのカヴァー、和田アキ子を思い浮かべちゃうよね。⑨Definitely maybe は「Blow by Blow」に直結するインストソング、今アルバム中では浮いた存在になっちゃってるかな。

さて、これが最後になるかもしれないジャパンツアー(きっとあと数回はあるんでしょ?)にでも馳せ参じましょうかいな。
Theme : HR/HM * Genre : 音楽 * Category : レビュー全記事
* Comment : (1) * Trackback : (0) |

* by 某音楽馬鹿
第二期は泥臭い音ってよく言われてると思います、確かにコテコテの黒っぽいジャズ風だったりR&Bみたいな雰囲気がしますよね。

これも持ってない作品でしたが動画サイトで聴いたら結構好みでした、安く売られてたら探してみようと思います。

そういえばほとんど第一期かフュージョン時代ばかりが人気でこの辺の話題が少ないのは不思議です。

コメント







管理者にだけ表示を許可する