2018/06/13

HEAVEN & HELL 「The Devil You Know」

The_Devil_You_Know_cover.jpg ★★ US盤

ロニー期BLACK SABBATHのリユニオン第二弾になるんだろうな、きっと。

前作「Dehumanizer」では、過去の様式美だったころを知っている輩たちの大いなる期待を裏切り、根っからのファンからは大不評を買った。
それから17年の歳月を経ての再リユニオンがこれだ。

世間評としては、概ね良好な反応を得られていたわけだが、RAINBOWとの合体という大昔の理想郷を夢見たら肩透かしを食らうので、何も期待せずに聴くことをお勧めする。

考えてもみなさい、バンド名を冠した名盤が出たのは29年も遡らなければならない。
30年という月日でロニー・ディオ(Vo)トニー・アイオミ(G)だって多様な歴史を刻んできているし、メタルを取り巻く環境も天地がひっくりかえるくらい変わっているわけで、30年近くも前の同じことをやる土壌なんてそもそもないっていうもんだ。

でも、一縷の期待をしていた変化についていけないメタラーは実はおっさんのことだったりするわけで...。だって、メンツを見れば、少しでも期待しちゃうじゃん。

2007年に「BLACK SABBATH: THE DIO YEARS」というベスト盤をリリースしてツアーに出るわけだが、そのベストには3曲の新曲が含まれていた。
そして、ツアーでも新曲が披露されて、2曲がライブ盤「Live ! Radio City Music Hall」にも収録されている。
それらの新曲を聴けば、自ずと今作の方向性が見えてくる。

うねりの中にズッシリとしたヘヴィネスが渦巻くこの世界。ディオよりオジー・オズボーンの方が適任じゃないかって思うかもしれない。
でも、ディオの歌唱が見事なんですよ。すんげぇ、がんばってんのよ。

この再リユニオンをする直前のディオって、「Holy Diver Live」ですっかりお爺さんになりつつある持久力のなさそうな歌唱を披露していたのに、この切れない伸びる餅のようなネッチネチの歌唱は、御大の意気込みを感じるのに充分なんです。
まさか、これが自分の遺作になるなんて想ってもないはずなのに。鬼神のごとくって形容詞がもろ当てはまる。
様式系でないのが残念ですね。

で、「Dehumanizer」の延長線になったのは一体誰のせいなんでしょう?

アイオミがこのプロジェクトに入る直前にグレン・ヒューズボブ・マーレットとやっていた「Fused」を聴いたことないし、ギーザー・バトラー(B)がGZRでやってたことも聴いたことないしで誰の影響かさっぱりわかりません。

HEAVEN & HELLっていうバンド名にしたわりには、過去の焼き直しはまったく興味なかったんでしょうね。
それだったら、DEHUMANIZERっていうバンド名にすりゃ良かったじゃーーーーん。
でも、おっさんはけっこう気に入ってたりします。

① Atom and Evil
② Fear
③ Bible Black
④ Double the Pain
⑤ Rock and Roll Angel
⑥ The Turn of the Screw
⑦ Eating the Cannibals
⑧ Follow the Tears
⑨ Neverwhere
⑩ Breaking into Heaven

コメント

非公開コメント

No title

これは結構気に入ってる作品なんですけどね~。
確かにブラック・サバス名義でやるわけにはいかないのでバンド名を・・・って事でこういう名前になったんでしょうけど。

私的にはロニーさんがこういうヘヴィな作風を推してたんじゃないかと思ってます、あるいはレコード会社の意向とか?。

それはさておき、解散ツアー終わったばかりのサバスが3年後くらいに活動再開するっていうニュースが出てましたね(笑)。
嬉しいですけど、以前インタビューで言ってた解散ツアー終わったらトニー・マーティンさんと何かやるっていう話が無かったことにならないか心配ですが・・・。

No title

そうですよね。

DIO名義のバンドでもHeavyさを強調するアルバムを出してましたもんね。

え!?3年後?
誰かもういないんじゃないだろうか?おっと、いけねぇ、不謹慎でした。