2018/10/28

OPETH 「Deliverance」

220px-Opeth_-_Deliverance.jpg ★★★ US盤 

スウェーデン産プログレメタルバンドの6thアルバム。

前作「Blackwater Park」に引き続き、PORCUPINE TREEのスティーヴン・ウィルソンがプロデュースを務めている。

次作「Damnation」と対になる作品で、こっちは極端なまでにアグレッシヴさを追求したものであるが、ノーマルヴォイスが決して少なくなっているというわけではないし、情感溢れるギターフレーズもたくさんやってます。要するに意外に表情豊か。

当初はダブルアルバムとして制作していたようだが、レコード会社の意向でリリース日をずらしたらしい。

このバンドに特有の陰と陽が交互に繰り出される曲展開は今まで通りで、④のインストソングを除けばすべて10分台というアルバム構成は2nd「Morningrise」に似るが、2ndにあったIRON MAIDEN風なものがなく、ただただひたすらに曲を奏でてるかのようで、ハッとするところが少ないなっていうのがOPETHのコアなファンではないおっさんの印象です。これなら、他のOPETH作品を聴いとけばいいんじゃね的なもんです。

そうは言っても、聴き込めば聴き込むほどに新たな発見が絶対にありそうなテクニカルなパフォーマンスは圧巻以外の何物でもなく、聴き手の集中力が研ぎ澄まされることは間違いありません。

前作でこの時代のHMの粋を集めた的な(言いすぎだろ、後半にいくにつれて飽きてたくせに)アルバムを作っちゃって、次はどうすんのよ?って話だが、同じジャンルの音楽を作り出しているにもかかわらず、違う表情も浮かんでくるアルバムを作って見せた。これきっと、凄いことなんだろうけど、同じフレーズを何度も何度も繰り返す手法はクセみたいなもんなんで、こういう音に興味のない人はピンとこないでしょう。

とにかく、HMの歴史を見据えたうえで、聴き込むことをお勧めします。そういう、おっさんだって聴き始めの印象はまったくピンときませんでしたから。

曲展開、硬軟織り交ぜたヴォーカル、エモーショナルなギターやタイプの違うギターパート、ブルータルなリフ、地を這うベース、重くないんだけど実はいろんなことをやってみせてるドラミング、あなたはどのパートに着目してじっくりと音だけに集中して聴きたいですか?決してワンパターンではないと思いますよ。

① Wreath
② Deliverance
③ A Fair Judgement
④ For Absent Friends
⑤ Master's Apprentices
⑥ By the Pain I See in Others





コメント

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No title

今はほとんどプログレになっちゃってるオーペスですが、この頃はホントに私のツボのど真ん中を突いて来るバンドでした。

2枚組の件はレコード会社の意向なんですか~、昔からレコード会社ってロクな事しませんよね(笑)。

ついこの間バンドの歴史を凝縮したライヴ盤が出てSpotifyで聴けるようになってます、お勧めですよ~。

No title

ではでは、Spotifyから録音してスマホにぶち込んで聴いちゃいまーす!!