個別記事の管理2014-09-21 (Sun)
220px-Angra_Holy_Land-f.jpg ★★★★ JP盤

ブラジルから現れたメロディックパワーメタルバンドの2ndアルバム

1stアルバムAngels Cry」でもう個性はすでに完成されていたが、2ndで一皮も二皮もむけた感じにアルバムが仕上がっている。
随所にクラシックの要素を散りばめ、それでいてメタルの肝をしっかりおさえた硬質なプレイと欧州寄りのメロディの共存が聴いててすごく心地いい。

ノッケから鳥や獣、昆虫などの生き物の鳴き声とともに綺麗な賛美歌がどこかから聴こえてくる、神秘的な熱帯雨林にでも迷ったかのような錯覚を想わせるイントロで始まる①Crossing、波の音と雷鳴でそのムードを打ち破り、②Nothing to sayに雪崩れ込み、重いリズムに乗ってキーボードがオーケストレーションをつくり、クールなギターリフが曲がリードし、歌メロが入ってくる、バックにはビオラなのか、キーボードによるプログラミングなのかわからないが、常に色を添えている、それでいてプレイの屋台骨はメタリックなギターであるという、なんとも耳を傾けざるを得ない重厚さだ。ピアノに乗って賛美歌を歌い上げるかのような天使のような歌声で始まる③Silence and distanceメタル色へと移行するとリズミカルなドラムが非常に興味深く、ベースもボトムを縦横無尽に支えている。④Carolina Ⅳでは、ブラジリアンリズムなのだろうか、メタルとはほど遠いリズムが複数の打楽器で奏でられ注意深く聴いていると、途中からコッテコテのパワーメタルによるスピードチューンだ、後半になるとピアノとビオラによる演奏会のようなものを挟み、オーケストレーションからギターソロへと移行する、聴き手を圧倒するかのようなダイナミックな展開を持った曲だ。⑤Holy landでは、はねるピアノが曲をリード、コントラバスも鳴ってるか?ここでもオーケストレーション、フルート(?)、管楽器(?)が大活躍する。⑥The shamanの中間では、SEがフンダンに使われ、曲タイトル通りに何かの儀式をしてるかのような演出がされる。⑦Make believeでは、マーチングバンドが奏でるようなドラムリズムに合わせ、ピアノが曲をリード、徐々にオーケストレーションが壮大さを演出して曲を盛り上げる。⑧Z.I.T.O.はオーケストレーションも速い疾走曲、速いだけでなく壮大さも忘れない。⑨Deep blueは教会音楽そのもので、十字をきりたくなってくる、まさに天に召します曲だな、ぬくもりのあるマイルドなギターソロが感情を昂ぶるね。最後⑩Lullaby for Luciferは海辺で波の音と海鳥の鳴き声にかぶせてアコースティックギターの弾き語りである、まるで目の前で弾き語ってくれてるかのような錯覚に陥ります。

1stからのこの化け方、すげぇーな。

プロデューサーとして名を連ねたサシャ・ピートも予てから、こういうアルバムを作りたかったんだろうな、きっと。
Theme : HR/HM * Genre : 音楽 * Category : レビュー全記事
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