2018/02/03

JUDAS PRIEST 「British Steel」

220px-Judas_Priest_British_Steel.jpg ★★★ 01リマスターUS盤

英国HMバンドの6thアルバム。

今作よりドラマーは、TRAPEZEでグレン・ヒューズメル・ギャレーと活動を共にしていたデイヴ・ホランド(Drs) となる。

プロデューサーはバンドと共に有名になったと言ってもいいトム・アロムだが、この前に出したライブ盤「Priest in the East」でも起用されていたわけなんですけど、スタジオ盤での共同作業は今作からとなっている。

2009年にはこのアルバムの30周年を祝して、アルバム再現ツアーをしているので、バンドにとっても今作はマスターピース的な位置づけにされているものと思われます。

80年代の始まりとともに時代はNWOBHMムーヴメント真っ盛り。それを目の当たりにしたヴェテランバンドたちがどういう想いであったかは知る由もないが、きっと大いに刺激を受けたに違いない。
テメェら、なめんなよ、とばかりに②Metal godsなるタイトルの曲をぶちかましてくるあたり、相当意識してたんじゃないだろうか?

今作から続くトムとの蜜月からもわかる通り、音作りにおいても相当こだわったことが伺えるエッジの効いたHM然りとしたメタル権化が何たるかって意気込みがヒシヒシと伝わってくる。それは、アルバムジャケットを見ればわかる通りに、そのまんまの音が詰め込まれた名盤だ。

これがプリーストからのマニュフェストだ。黙って耳をかっぽじって聴くべし。


パワーコードをユニゾンで繰り出すリズムで突き進む①Rapid fire が1曲目を飾るが、序章的なものは何もない、初っ端から黙って鋼鉄魂に身を委ねるしかないのだ。そして、②ときたもんだ、鉄鉱精製所にでもいるかのような金属的な重苦しさに身をよじれ。キャッチ―な歌メロで耳になじみやすい③Breaking the lawはコーラスを低音で地味にやってくれているので甘ったるいポップンロールにならずに済んでいるとでもいえようか、メタルアンセムです。メタル純度100%の④Grinder、こういう曲がのちにACCEPTのような鋼鉄HMバンドたちにインスパイアされることになったんじゃないんかなぁ?⑤Unitedで聴ける雄大なコーラスもパワーメタルのヒントになってないか?⑦Living after midnight は急に軽い音作り、そうは言ってもアルバムの雰囲気をぶち壊しているものではないのでご安心を。神秘的とも言えるベースに先導されてリズムが構築されていく⑧The rage、悦に入ったロブ・ハルフォード(Vo)の歌唱をご堪能あれ。
⑩Red, white & blueはリマスターボーナスで、「Turbo」セッションでのアウトテイク、今作に入れちゃうのぉぅ?どこぞの国歌みたいな感じだね。⑪Grinderもボーナスで、84年ロングビーチでのライブ。